三菱一号館美術館　Leica Elmar F3.5/35mm（1940）

どうも頭の中がスランプ気味。いや明確にスランプ。いいアイデアも出てこない。3.11以降、脳が萎えてバリバリした発想がわかない。あまりの現実を突きつけられて、創造という思考が止まってしまった感じ。特に年末年始は脳が廃人状態。うちのような仕事では致命傷。
感性を刺激するためには美術館巡りが手っ取り早い。ということで日曜日にまだ行ったことが無かった丸の内の『三菱一号館美術館』に行ってみた。
ビアンキで行くか地下鉄で行くか迷ったが、風がかなり強かったので軟弱に地下鉄にしてみた。二重橋で降りて『丸の内MY PLAZA』の地下街を抜けて行ってみる。

たしかマイプラザのエスカレーターのランプ。こういった明治/大正の様式美を見ていると、無機質で合理的な家電照明では出せない味わいのようなものに強く魅かれる。いつまで見ていても飽きない。

『館』が二度続いて言いづらいね。英語だとすんなんりなのに。

今週のレンズは1940年製Elmar F3.5/35mmで。35mmのエルマーレンズはは50mmのモノに比べて人気が無いようだけど、さすがライカ初の広角レンズ。どうしてどうしてカラーで撮っても締まりと甘さを同胞するいいレンズだと思う。F3.5だけど崩れて行くようなボケ味も自分的に好き。

館では『ルドン展』が開催されていた。オディロン・ルドンってあまり認識が無く、かつ画風が好きではなかったので展示自体は見なかったけど復元された三菱1号館を見て回ったりミュージアムストアで物色したりと、ちょっとだけ脳が元気になれた。
来週もちょっと美術館巡りをしてみようかな。