『若い時計台』

今日も術後検診に行って来た。とりあえず現状維持で問題なし。裸眼視力は検査では左1.2、右0.7だったが、実際は1.0と0.
5くらい。術後この視力でキープしてるのでこのままかな。先ずはこのまま一ヶ月検診まで安定してくれればいいのだけど。
帰りしなライカ銀座の2階の『プロフェッショナルストア』に寄った。Mモノクロームの試し撮りをしたかったのだけど、でも機は出張中という事で触れなかった。
実際にベータ機で撮ったサンプル出力を見せてもらったのだけど・・・あまりに凄過ぎて息を飲んでしまった。ブラックの階調の豊かさ、そしてナイフのようなシャープさ、浮き上がるような質感、カラーを単純にモノクロ化したのとは明らかに違う描写力。
モノクロCCDの細かい機能的な説明を聞きつつ、なるほど〜と深く納得。CCD自体にカラー解析を持っていないので、そもそも色収差が起らない。当然ながらシャープネスはあがり深みが増し、黒潰れもなく階調が滑らかになる。なにより驚いたのが高JSO感度でのノイズの少なさ。カラー情報がそもそも無いため収差が極力抑えられている賜物かもしれない。
ということで、すっかり影響されて数寄屋橋公園で『若い時計台』なんぞ撮ってみる。なんかバランスが変だけど病院帰りという事でよしなに。
うちのM9もCCDでカラーをパスできればいいんだけどなぁ。
ところでこの『若い時計台』大阪万博の『太陽の塔』の流れと思ってる人が多いけど、実はこちらの方が4年も前の1966年作で『若い時計台』の流れで『太陽の塔』が完成されたそうな。そう考えるともっと大事にしてあげたい像だよね。