先々週になんとなく写真が撮りたくなって護国寺に行った。実は護国寺には今まで行った事が無かった。有楽町線沿線で何千回と駅は通過していたけど、降りた事が無かった。東京文京区にある真言宗の寺院である。
調布の時と同じく戦前のライカのレンズを持ってふらっと寄ってみる。
徳川綱吉の母、桂昌院の発願によって天和元年(1681年)に創建された寺院とのこと。本堂は重要文化財に指定されている。自分は板橋区生まれなので、こんな近所の重要文化財なら当然小学校の社会科見学で来てもいいと思うのだが、護国寺は明治天皇の皇子の死去を機に皇族墓地とされているので、対象から外されたのだろう。振り返ってみれば、皇居、靖国神社等も社会科見学から外されている。
別に自分は右でも左でもないけど、日教組の思想には多少なりとも疑念を感じる。善悪は抜きにして子供には歴史を振り返るチャンスは平等に与えるべきだと思う。
寺や神社といえば、やはりニャンコ先生。気持ち良さそうにお昼寝中。お墓のお供え物のおこぼれも彼らにとっては生きる処世術なのだろう。喉を撫でてあげればゴロゴロと擦り寄ってくる。人間との付き合いもこなれたもの。
小さな地蔵さんの念じるパワーに暫し圧倒される。拝み祈り、雨風に打たれながら何を願っているのだろう。
別に寺院神社の趣味があるわけではないけど、特に古いカメラ、古いレンズで写真を撮っていると、なんとなく凛とした気分になってくる。
東京もまだまだしらない場所がいっぱい。古いレンズを持っての東京散策は楽しい。
4 Comments
阿弥陀像は、鎌倉大仏のように見えますね。
地蔵さんのお祈りする姿は、感銘を受けます。
歴史ある寺院なのに、社会見学から外されているとは、
知りませんでした。偏見があるようですね。
学生時代、サークルの陸トレで、よくこの近くまで走って行ったんですよ。辛かった。。。
だから、一度も足を踏み入れたことありません。今度、行ってみようかな。
良い写りですね〜
“ニャンコ先生”の響きにぴったりのねこちゃんが寝てましたね(笑)。