忙しくてアップできてなかたけどブログネタが溜まりまくっているので、駆け足で公開して行こう。
まずは、7月1日より発売となった『アルファ ロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ(MiTo Quadrifoglio Verde))』の写真撮影を先月の26日に都内某所で行い、その後都内を走り回ってみた。
その名が示す通りMiToの上位高性能ヴァージョン。新開発マルチエア16 バルブ インタークーラーターボ エンジンを搭載し、6 速マニュアルトランスミッション、最高出力170ps、最大トルク25.5kgm、『スタート&ストップ』システムをアルファ ロメオとして初搭載。普通のMiToとは全く違う素晴らしいクルマ。これまでにMiToを買った人が怒り出すに違いないほどの仕様向上が図られている。お値段は328万円だが十分納得できる金額だ。
新開発のマルチエアエンジンは気持ちよく回り、トルクフルでかつスムーズなターボエンジン。さっそく欧州で『エンジン オブ ザ イヤー』を獲得したのも頷ける。日本ではマツダでお馴染みの停車中にエンジンがストップするシステムも、これは正にエコだと感激する。Alfa Romeoとエコってどうもリンクしづらいイメージがあるが、他の輸入車に先駆けてエンジンストップを市販化したのは素晴らしいことだと思う。
マニュアル車で『スタート&ストップ』ってどうなるの?というのが乗る前の印象だったが、いざ走り出してしまえば信号待ちごとにストンとエンジンが切れる感覚が楽しい。しかし、二度とエンジンが掛からなくなるのではないかという不安は、心のどこかにいつも残ってはいたけど(笑)
マニュアルでコンパクトカーを探している人がいたら、間違いなくMiTo QVを強力に推薦すると思う。年内にはオートマも販売される予定なので、久々にヒットしそうな予感。
だた、これはクルマの性能とはまったく関係ないことなのだけど、根っからのアルフィスタとしてはフィアット車にただAlfa Romeoのバッジを付けただけというような感じで微妙に複雑。マルチエアエンジンはプント エヴォにも搭載される。『スタート&ストップ』も先に発売された500Cと同じものだ。いまさら純血だのどこの工場で作られてるだの言うのは時代遅れも甚だしいのは十分承知。グローバル化が進みコンポーネントの共有は当たり前。ロータスのエンジンがトヨタ製だって、ジャガーのエンジンがフォード製だって一々気にしていたらクルマなんて乗れなくなる。もちろん十二分に承知だ。
でもね、やっぱなんか寂しい感じはあるのよ。せっかくAlfa Romeoは100周年を迎えたけど、本拠地のミラノにはもう本社も無ければ工場も無い。『italiaspeed』のサイトに載っていたアレーゼの本社工場の写真を見たら、なんか悲しくなったよ。→ALFA ROMEO’S ABANDONED FACTORY AT ARESE IN MILAN
Alfa Romeoに限らないけど、自分が好きなメーカーの工場の終焉を見るのはつらいな・・・
これは1995年に初めてのイタリア旅行で、真っ先に訪れたアルファロメオ本社。工場の屋上に立つAlfa Romeoのネオンが、アウトストラーダ(高速道路)からもよく見えて心が躍ったのが昨日のように思い出される。
italiaspeedの写真の左下のと比較すると・・・・雑草に落書き・・そしてAlfa Romeoの大きなネオンはもう無い。。。。あえて、100周年を迎えた今だからこそ、アレーゼ巡礼の旅に行きたいと、切に思うのであった。
2 Comments
がーん!!と言っても新車のQVは手が出ないのですが…
ガマンできずに最近とうとう黄色いヤツを中古で購入してしまいました(納車はもう少し先のようです)。
沖縄に来られる際は黄色いヤツでお出迎えしますね。
次はコレにしようかと…
参考になります♪