さて、バイクで北海道旅行を計画している人もいるかと思うので総括しておこう。
●航路
北海道へ行くために今回は茨城県大洗港〜苫小牧の商船三井のサンフラワーに乗った。正直船旅は苦にならなかったが、都内から大洗までは実に苦痛。成田の国際線も腹が立つが、なんで東京湾フェリーターミナル(有明)から北海道行きが無いのか! 往復6時間が実にもったいない。バイクだけ先に送って飛行機で行こうかと考えたのだけど、先ずバイクだけで輸送費が片道3〜5万円。それに飛行機代を出さなくてはならない。費用対効果を考えてもボツ。他には仙台-苫小牧の太平洋フェリー、新潟-小樽の新日本海フェリー、青森-函館の青函フェリーもあるが、大洗で面倒くさいのにさらに遠くまで走るのはありえない。ちなみに商船三井の大洗~苫小牧間で大部屋の一番安いやつでバイクと合わせて片道約25,000円。それに首都高速+常磐道で2,800円。往復でガソリン代入れて約60,000円といったところ。決して安くはない!でも、自分のバイクで北の大地を走る醍醐味は、レンタルバイクでは味わえない。
●食事
夕食+朝食セット券で2,500円。高いが食べ放題なので頑張れる人は割安? 売店で売ってる食べ物はショボイのでレストランを使わない人は、乗船前にお弁当を買っておくのがベスト。カップヌードル食べてる人が多かったけど、せっかくの旅行でいきなりカップヌードルっていうのもねぇ。ビールは自販機で普通に売ってるので持ち込まなくても大丈夫。
●宿
一泊目は旅館、二泊目は高級ホテル、三泊目は公共の宿。それぞれの良さ悪さがあって楽しかった。欲を言えばもう一泊して野宿ができれば最高だった。素泊まりであれば一泊3,000円くらいから結構あるので、風呂も無い汚いライダーハウスで泊るよりいいかも。
●居酒屋、食事処
北海道だからと言って魚介類が特別安いわけでもない(特に今回は内陸中心だったので)。平気で海鮮丼が3,000円くらいする。デフレが進んでいる東京の方が明らかに値段、鮮度、量とも勝っている気がする。ただ、東京まで空輸できない地元の食材は北海道でしか食べれないので妥協する。観光客目当てではなく普通の地元の人が行く店も結構高い。数年前に行った時よりも明らかに食べ物の物価は上がっている気がする。
●ガソリン代
東京に比べ約1割高。ハイオク150円を越える店もあった。
●挨拶
中富良野近辺では対向車のバイカー皆さん、気持ちよく挨拶を送ってきてくれました。一度、スーパーカブにどっさりテントを載んでいるお兄ちゃんが、思いっきりの笑顔で腕がもげそうなほど手を振ってくれたのには笑ってしまったけど。ただ、峠の結構なカーブでも挨拶を送ってくれる人がいるんだけど、こちらはヘボいのでそんなところで片手運転できませんから(笑)
●気温
さすがに今年の異常気象は北海道も例外ではなく、8月後半といえどもかなりの高温。でもちょっと山岳部に入ればいきなり10度近く低くなったり、早朝夕方は寒いくらいだった。舐めてかかるのは厳禁。かつゲリラ豪雨は半端じゃなかった。台風シーズンは北海道上陸も多くなる気配。1時間近く携帯も通じない人家も無いなんてところがそこら中にあるので、山間部でガス欠しただけでも命取り。
●その他雑感
北海道は何度も行っているがバイクでは初めて。電車(汽車)の旅、クルマの旅も楽しいが、信号も全く無くどこでも止められて脇道もひょいひょい入れるバイクは、今まで知らなかった北海道の再発見にはもってこいだった。欲を言えばラベンダーは枯れてしまってもう終わっていたし、かといってまだ紅葉にもなっていない中途半端な時期だったので、さらに風景を楽しむのであればやはり初夏か紅葉の時期がベスト。また訪れたいな。
あと、飲み屋をハシゴする元気が無かったことは反省点。もう少し走りを押さえて夜に備えればよかった(笑)
バイクで行く人は、くれぐれも安全運転で!気をつけていってらっしゃい!
Comment
お疲れ様でした♪
バイクの方が小回り利きますもんね~
とても参考になりましたありがとうございます