新しい居酒屋を開拓するのが好きだ。それもまったく知らない街で。
中野区の東中野駅近くにおいしい居酒屋を最近発見した。店の名は「うえ田」。東中野で飲むなんて、学生時代以来何十年ぶりだろう・・。地元以外の街をウロウロするのって結構楽しい。お店一つ一つがなぜか新鮮に見る。それも池袋・新宿・渋谷といった大駅ではなく、まったくローカルな駅の周りって。居酒屋もチェーン店や雇われ店長ではなく、オヤジがしっかりいるような店の方がいい。
独りで新しい店に入る時の独特な雰囲気。店内が見えない居酒屋の扉を初めての開ける、なんとも言えない緊張感。地元の人間だけで、よそ者は蔑視されるんじゃないか、べらぼうに値段が高いんじゃないか、ガラガラで不味かったらどうしよう・・・等々頭の中をよぎり、一瞬手がすくむ。実際、入るのをやめた店も多い。
だが、そんな迷いの中、「入ってみよう」というもう一人の自分の囁きに導かれて、ふっとドアを開けると、なんとも居心地のよさそうな空間が拡がっていたとき、「やったな」と思う。この店もそんな感じだった。
内装が良いとか照明がいいとか言うわけでもない。座敷とテーブル席のある普通の小料理屋といった感じだ。別段特徴も特色もない(そこまで言い切ることはないけど)。でも、その空間が自分の波長に合うことは、入った瞬間で分かった。
実際料理を注文して、自分の選択に間違いがなかったことを確認した。薬味ネギやみょうが、ショウガといった付け合わせの野菜も美味しい。刺身も活きがいい。まだ三回しか行っていないが、既に顔見知りになれたし、またまたお気に入りの店が増えてご満悦。
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