真夏日の中、中央メーデーが代々木公園で開催された。経営者が労働組合の決起大会に行っていいものかはさておき、昼食を兼ねてちょっと覗いてきた。今日は全労連系の中央メーデー。29日の連合系メーデーとは異なり、赤い旗が多く「共闘」「団結」とか書かれた文字も多い。真ん中で旗を抱えているのは共産党の志井和夫委員長。
そういえば連合系のメーデーが29日に変わったのはいつからだ? 民主党系と共産党系に派閥が別れてメーデーも別々に開催と、政治のドロドロした世界が労働組合にもあって外野的には面白い。
そもそも連合は名前の通り総評と同盟と新産別、中立労連の連合組織。結成時800万人もいた組合員も現在は600万人代に落ち込んでいるいるらしい。対して共産党系の全労連は100万人を切る。社会党左派の全労協は20万も満たない少なさ。当然同じ代々木でメーデーを行っても、数の差はイベントの差にも表れ、今日のメーデーはせっかくのいい天気なのに、どこか白々しく感じる寂しい集会に見えた(4万人くらい参加したらしいが)
そもそも「闘って賃金を勝ち取ろう」という時代なのか。もちろんメーデーという日は歴史的背景を考えてもとても重要な日だと思う。それこそ国民の休日にしてもいいくらいだと思う。しかし、闘う暇あるなら働けよと言いたくなるのは私だけだろうか。
「打倒小泉」と書かれたプラカードも多く見られた。全労連系の人たちは志井委員長が首相になればいいと本当に思っているのだろうか? 私、このオジサン、どうしてもアキバ系のロリコン喫茶にいる人に見えてならないのだが(人を見かけで判断してはいけません)。共産党が政権をとったらどうなるのだろう・・・。
そもそも、メーデーのデモ行進はどれだけ世論にアピールできるのだろうか。「平和憲法死守」と叫んでいる宣伝カーを見ながら、労働者階級の開放というより共産党の政治プロパガンダのような気がした2006年のメーデーだった。
Blog内キーワード検索
Categories
Archive
My Office
Leave a reply