今日は子供の日。COCOAと散歩に行きながら写真を撮ってきた。久々にフィルムで・・・。
このカメラなんだかわかる?見るからに古そう? そう確かに古い。1961年製。私の生まれるほんの少し前にこのカメラは造られた。Canonの『Canonet』、45年前のカメラだ。
購読しているSHOW-YAの『ドラマー角田”mittan”美喜のブログ』を見ていると最近やたらカメラネタが多い。それもちょっと古いフォルムカメラの話。すっかり影響されて久々に銀塩カメラでも持って撮りに行こうかと思っていた矢先、「そういえば実家に昔のカメラがあったんじゃないか?」。電話してみるとまだ大切にとってあるとのこと。早速とりに行ってきた。
このカメラとは何年ぶりの再会だろうか。たしか小学校の低学年の頃に触ったのが最後のような気がする。この形、この重さ・・・ちょっとカビくさい革のケースから取り出すと、多少の傷はあるがとても45年前のものとは思えない。思わぬ邂逅に嬉しくなった。
親父に訊いてもあまりはっきり覚えてなかったが、たぶん初めての子供(私のこと)に合わせて買ったようだ。懐妊の時か出産の時か定かでないらしいが、切っ掛けが自分であったことには間違いない。自分と同じ歳のカメラ。両親がどんな気持ちでこのカメラで子供の頃の自分を撮影したのであろうか。アルバムにしまわれている幼少の自分は、このカメラによって撮られたものであると考えると「とても素敵なことだなぁ」と思った。
30年以上仕舞われていたが、また元気に使ってあげようと思った。それが子供の日だったんだから、ちょっと出来過ぎかな。
撮影した写真はこちら↓
落書された屋台。背景のボケといい、手前のピンといい、予想以上に綺麗に撮れて驚いた。
ピンはかなりいい。でもファインダーを覗いてもピント合わせが上下にずれてしまっているので、かなりヤマ勘で撮影。
甘いピンも雰囲気かな。今日撮ったのになんか古〜く感じる枯れ具合がいいね。
露出が解らなかったのでこれまた適当。COCOAもなんか柔らかくていい感じ。
RZはどう?絞りを開けるとデジカメじゃ真似できないほど背景がボケる。
適当に合わせしてる割には、正確にピントがあったりして・・・。これまたなんかいい感じ。
今度はモノクロに挑戦してみようと思う。やっぱ鉄でできたカメラはいいね!
6 Comments
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
オリンパスの昔の広告もとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
晃栄さん、こんにちは。
このCanonetは61年から63年まで造られたようですよ。Canonの大ヒット作となって世界中で販売されたようなので、ネットで検索すると海外のオーナーのページばかりでてきます。日本製が40年以上経っても大切に使われているのは嬉しいですよね。
最近のカメラはみんな中国製造になって、モノ好きとしては非常に複雑な心境です・・・・・。
写真のcanonetと全く同じで45mmを持っていますが、年代はやはり1961年製ですか?
このカメラもピントも絞りもシャッタースピードも全部マニュアルですが、考えてみると当時は女、子供でもこんなカメラ使ってたんですよね・・・すごいな
我が家にも父親の形見のアサヒペンタックスSVと
オリンパスペンSがあります。残念ながら2台とも
故障していますが、外観はまあまあ、保たれていますね。
オリンパスペンはハーフサイズといって35mmフィルムの
1コマ分を半分使用して2倍撮影できました。その代わり
画質は悪いです。入門者用かセカンドカメラとして
開発されたのでしょうが、シャッター速度や絞りなど露出は
手動で調整しフォーカスもマニュアルでピント合わせを
しなければなりません。結構、技術を要するカメラでしたね。
当時の写真をスキャンした画像を↓のアルバムにアップ
しています。ご興味があればご覧ください。
http://www.imagegateway.net/a?i=3nsgfbxnKr
いい話だな〜。