謎の中年宣伝マン・プロデューサーI氏に誘われて昨晩は六本木のCafeに行ってきた。「BLUES DOG CAFÉ」。Cafeと言ってもちゃんとハードリカーを出すいわゆるBar。店名の通りブルースが流れ、程よく落ちた照明にウッディーな内装が心地いい。最近は居酒屋ばかりだったので、カウンターで酒を飲むのは久しぶり。バーテン(Cafeの場合はなんて呼ぶんだろう?)を前にしての酒も、またいつもと違った雰囲気で話も弾む。
この店のオーナーは弁護士さん。それも車いすの・・・
話を聞いたら、バイク事故で車いす生活に。その事故をきっかけに弁護士になる事を決意。平成7年に司法試験に合格し弁護士に。大好きな音楽の夢を捨てきれず、昨年六本木にブルースcafeをオープンしたのだそうだ。当然店内はバリアフリー。点字のメニューも制作中とか。
同じバイクを乗る者として、同じ音楽を愛する者として、とても素敵だなぁと思った。もちろんハンディーキャップを負った苦しみは並大抵のものではなかったに違いないが、それを見事に跳ね返し弁護士になり、そして自分のお店を持つ。簡単に言い表せることじゃないけど、その情熱がお店の雰囲気にも現れていた。
モニターからはBBキングやレイヴォーンの映像が流れ、音楽談義にも花が咲く。昨晩は行われていなかったが、水曜と土曜はブルースのライヴもあるそうだ。うちからはちょっと離れているけど、通いたくなる店がまたひとつ出来たのは嬉しい。今度はライヴの日に行ってみよう。
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4 Comments
夢をちゃんと形にするのって素晴らしいよね。
事故は災難だったけど、それを跳ね返すパワーがあれば何だってできると教えてもらったような気がする。
来週、また行ってみよう。
オーナー、たしカニ素敵w
たまたま、昨日、会社で後輩とバイク事故の話をしていました。
10年位前に栃木でYAMAHA V-MAXが飛び出してきた
乗用車に激突、10m位ライダーが飛んだのを目撃したそうです。
救急車が10分後にやってきたのですが、負傷者は意識はあった
ものの背骨が折れていたそうで手足が麻痺していたそうな。
その話を聞いて、暗い気分になったのですが、弁護士さんの話で、
少し救われた気分になりました。
そんな過去があって、今があって、そしてなおセンスがいいとは・・・。
そういう方こそ、これから頑張っていって欲しいですよね!!
真面目に頑張ってる人が評価される、そんな世の中になって欲しい。