チェット・アトキンスという名前はギターを演奏する者であれば一度は聞いた事がある名前だと思う。カントリーミュージックが産んだ偉大なるギターリスト。
と言っても実は自分もチェット・アトキンスの曲をさほど聴きこんだ訳でもなかった。カントリーミュージックというのは、ロックを、特にハードロックをやる人間からするとかなり離れた存在で、自ら積極的に聴こうという音楽ではなかった。中学か高校生の頃にちょろっと聴いて、そのままお蔵入りになっていた。
GRETSCHのギターも買ったことだし、チャットアトキンスの曲をなんとなく聴きたくなってベスト盤を仕入れた。やはりカントリーの曲のテンポ自体はあまり馴染めないんだけど、単純にギターアルバムとして聴くと凄いテクニックがちりばめられていて、これが半世紀も前に演奏されていたのかと、ただただ驚く。ガキの頃には理解できなかったが、今こうして聴いてみると、本物がもっている凄みすら感じる。
You Tubeにビデオあったのでリンクしてみた。チェット・アトキンスを知らない人は一度ぜひ見てもらいたい。たぶん1955年前後の映像だと思う。
お次ぎは1954年の映像。大戦から10年。アメリカが一番元気だった頃だろうか。
周りにいる観客(出演者?)のファッションが泣かせるけど、チェットはいつも細いタイをしてスーツ姿だった。晩年までダンディーを貫き通して、とても素敵なギターリストだったと思う。
残念ながら2001年、77歳で永眠されたが、今宵はバーボンでも飲みながらチャットのギターに酔いしれたいと思う。
6 Comments
偶然、これを見つけました。私もチェット アトキンスギター奏法の教本持ってます。今はトミーエマ二ュエル聞くと面白いですよ
チェットはなにしろ手がでかい。演奏に余裕があって隙が無い。
俺と逆、当たり前かぁ。
>shirow さん
今度コピーしてみようと思ってるんですが、かなり敷居が高そうです・・・・
チェットアトキンス、不出生のギターリスト!!彼の演奏曲のコード進行は、一曲ごとに、創られているって言うことを、聞いたことが?兎に角、凄いギターリストですね!!
Copiさん、教本もってるんですか!さすがです!!
私は正直今年までチェットのことをなめてました。どーもカントリーというと、スズメが鳴くようにピーチクパーチクピーチクとギターの音色がなじめなかったんですが、年を取ったせいか段々分かるようになって気ました。
チェット・アトキンスは2、3枚LPを持っているんですが、ネットで実際に弾いているところが見えるなんて、良い時代になりましたねぇ。
「チェット・アトキンス・ギター奏法」っていう全く練習しなかった教本も持ってるんですが、また練習してみるかなぁ…(^^;)