原宿の竹下通り。誰しも一度くらいは訪れたことがあるだろう。年齢が上がるのと正比例に行きたくない度が上がる道としても有名だ。昼間は中学生と韓国人、中国人に占拠されるこの通りも、夜になれば店々はシャッターを閉め昼間の喧噪が嘘のように静かな通りになる。そして客層は変わり明治通りの先にある飲屋街に向かうサラリーマンやカップルの姿も多くなる。
この竹下通り、クルマは通行禁止と思ってる人も多いようだが、昼間の歩行者天国以外は一方通行だがクルマも通れる。自分も仕事が終われば、竹下通りを使って家路を急ぐ。
が、やはり通行禁止と思ってる人は多いようで、「なんだこのクルマ、竹下通りを走りやがって」という熱い視線をたびたび向けられる。熱い視線といっても決して愛情のある視線ではなく、やもすると敵意ある視線だったりするから気をつけなければいけない。どんなに歩行者が悪くても、クルマの場合は100%加害者になってしまう。特に夜はアルコールが入って好戦的になってる連中も多いから最大級の注意を払わなければならない。
夜の23時も過ぎれば、人の流れは駅に向かう。ちょうどクルマに向かってくるかたちとなるから、双方スムーズに避ける事ができ、走りづらいということはない。
しかし、その時間から遊びに行く連中もいる。昨夜も竹下通りを明治通り方面に向かうと、進行先に6人組の男女が歩いていた。クルマのスピードを緩め徐行する。我ながらスムーズな運転だ。近づくと案の定6人組は一斉に振り返り「なんだこのクルマは」ビームを送ってくる。
もちろんそんな事で怒ってはいけない。微動たりもせずポーカーフェイスでアクセルを緩める。6人組はクルマをパスさせるために壁側に一列になって避けてくれた。ここで一気にスピードを上げてはいけない。挑発的な行為は一般市民の怒りをかいバンパーを蹴られる危険もある。いつものように徐行スピード保ちながら冷静に運転する。6人組もチラチラとこちらを振り返りながら壁際を一列のまま歩いていた。
ちょうど6人組に近づいたときに彼らの前には電信柱があった。このままのスピードでは電柱でサンドイッチになってしまう。先にパスさせる為にさらにスピードを緩める。6人組はチラチラ振り返りながら次々と電柱をパスして行く。
が!6人組の一番後ろにいた女の子、よほど気になったのかずっとこちらを振り向いたまま歩いている。あっ、と思った瞬間その女の子、電柱にもろ激突!
他の5人は先に行ってしまっていて女の子が激突したことに気がついていない。まるでドリフのコントだ。気持ちいいほど思い切りぶつかっていた。ブリキの灯油缶でなかったのが残念だったが。
女の子、ぶつかった反動のまま固まってしまい動かない。と思った瞬間いきなり笑い出しながら先を歩く5人組に走りよる。窓を閉めていたので声は聞こえなかったがなにか叫んでいるように見えた。笑いながら・・
驚いたのは5人の方だ。無理も無い、ほとんど無言で歩いていたのに、いきなり一人が笑いながら走って来たら、誰だってビックリする。駆け寄った女の子、よく見ると泣きながら笑っている。そして電柱を指差しながら笑いながら叫んでいた。
竹下通りには不思議な生き物が多く存在する。
7 Comments
>puipuki さん
は志村けんキャラかな?(笑)
>oudon さん
>nyoko さん
そーなんですよ。ここはちゃんとクルマも通れるんですよ。
地方から来た友達をクルマに乗せて通ってあげると、別な意味で感動してくれます(笑)
>まりりん さん
ほんとコントでした。その女の子が加藤茶に見えました。
>ぱだお さん
ほとんどの人が同じ台詞をいいますね(笑)
>さおりん
うちのクルマだったりして?!
久々に見ました、竹下通り!学生のときも数えるほどしか
行きませんでした、なんだか場違いの気がして
そうか、車で通行可なんですね
女の子は笑うしかなかったんでしょうね、痛かったでしょうね
原宿・表参道・神宮よく行くエリアだけど、竹下通り、ココ最近歩いてないな。原宿駅じゃなくて表参道駅使うようになったから。
最後は6年位前、夜飲んで原宿駅まで歩いた時に、車走ってたわ。私もその頃、不思議ちゃんだったな☆(笑)
迷惑ですね・・・。
竹下道り・・・・・何年いってないんだろう。
人ごみはいやですねー。
皆さん道は譲りましょう。
もう何年も行ってないですが、青春時代を思い出す
街のひとつです。あの頃は誰もが憧れてましたからね・・・。
でもその場面に出くわすとは・・・。
貴重でしたね~~~。
ほんとにコントですわ!!
いい写真ですね!
ここ、クルマで通れるなんてビックリ!
ブッ、笑える!!
そして私・・・ドリフ派でした!