昨晩、帰りしな事務所ビルのオーナーさんから柿を頂いた。クルマをぶつけられて運も付いて来たようだ。誠にありがたい。
昔は実家のダイニングにはいつも季節の果物が置かれていた。あたりまえのようにあって、あたりまえのように小腹が空けば食べていた。ミカンだったり柿だったりナシだったりリンゴだったり・・・。気にもしていなかったが小さなカゴの中では、季節の移り変わりの小世界が繰り広げられていたんだなぁ。
季節感がどんどん失われて行く中で、なんとか果物はその牙城を守ってくれてる(ような気がする)。しっかりとしたフサのある柿を見ていると、もうすぐ年末だという気になる。仮にオーナーさんがスイカをくれたとしたら・・・やはりそれはおかしいでしょ。
先日NHKの特番で温暖化がテーマの番組が放映されていた。100年後の日本はどうなっているか、というコーナーで『正月は紅葉が見頃になる』と言っていた。ようやく秋らしくはなって来たけど、11月の中旬でこの気温を考えると100年とは言わずもっと早まるような気もする。正月に紅葉かぁ・・・まあ生きてないけど、お供え餅の上はミカンじゃなくて柿になるのかな。それはやはりおかしい!
な〜んて、たいそうなテーマを考えながら日本酒を一杯。菊正宗の『正宗』というのを買ってみた。クセが無く水のように飲める。日本酒党には物足りなさそうだけど、果物と一緒にはちょうどいい。ガラス色の綺麗なボトルを眺めながら地球温暖化についてぼんやりと考えるのもまた一興なり。
2 Comments
>Chousuke さん
例えば中央分離帯に片っ端から木を植えればちょっとは役にたつんじゃないかと思うんですがね。まずは身の回りに植物を多く置くって事から始めますか。
大気中の二酸化炭素を回収してもう一度、地中深くの石炭層に戻す技術が実現出来そうな話を聞いた事があります。
でも、それだけでは追いつかないでしょうね。
子供の頃、クルマが嫌いだったのは大気汚染が増えるからだったけど、今は環境に良くないかものクルマが好きだから不思議。