天気がいいのでRZの屋根を開けて出勤。ステアリングのエンブレムに映り込む青空を信号待ちでぼんやりと見つめ悦に入る。
ALFA164Q4の代車で来ているメルセデスC200と比べるとあまりにもキャラクターが違う事がわかる。比べる事自体が間違いだが、ステアリングを見つめるなんて事はメルセデスではその欲求がまったく沸かない。いや、メルセデスだけではなくトヨタだってVWだってプジョーだってその気になれない。どのメーカーもエンブレムは付いている。しかし、そのエンブレムに色気が無い。
戦前はどこのメーカーも凝ったデザインで七宝焼の豪華なエンブレムが付いていた。それがいつしか合理化の流れの中でどんどん簡素化し、単なるマークに変化してしまう。メルセデス、レクサス、インフィニティー・・・どれをとってもワクワクしない。よくないという意味ではない。エッチさを感じないのだ。
エンブレム(家紋)に拘るメーカーはずいぶんと減ってしまた。年間100万台単位で製造するメーカーには絶対にできない無駄な贅沢。しかし、それがオーナーにとっては無上の喜びにつながるからクルマとは不思議だ。信号待ちでずっとステアリングを見ていても飽きさせないクルマ。それがAlfa Romeoたる所以だと改めて実感した。
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