WBC世界ミニマム級タイトルマッチ、王者・井岡一翔×同級1位のフアン・エルナンデス(メキシコ)の試合に招待され、35mm換算で140-400mmのレンズ、500ccの缶ビール4本、缶ハイボール1本、えだまめを持参し臨戦態勢で応援に行って来た。場所は『聖地』後楽園ホール。
数あるスポーツの中でボクシングほど明瞭なものは無いだろう。男が二人、後頭部と金的以外をただただ殴り合う。血みどろになって這いつくばるまで叩き合う。
1ラウンド3分、その180秒の時間に人生の縮図を見る。
それがロマンなのかストイックなプライドなのかは解らない。ただ男たちは勝利という栄光のためだけに戦う。
60秒というインターバルの時間に男たちはなにを想い、なにを考えているのだろうか。
肉体が悲鳴を上げる。しかし、男たちの闘いには1秒の隙もない。会場が、そして世界が二人に注目する。
海を越え王者に挑むチャレンジャー。汗がほとばしり鮮血が舞いリングが赤く染まる。
しかし、勝者は一人。世界一は一人でなくてはならない。
井岡一翔、初防衛おめでとう!
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