うちのスタッフがオリンパスのPEN-Fを購入した。ペンと聞いて「懐かしい」と思ったら40代以上(笑)最近じゃ聞く事も無くなったハーフサイズの一眼レフカメラだ。たぶん1965年頃のもの。40年以上も経ってるクラシック機械式カメラだ。露出計も無ければ当然オートフォーカスも無い。サイズはとても小さく男性なら上着のポケットに入るほどだ。
こんなに小さな一眼レフがあったのに、なぜ最近の一眼はあんなに大きいのだろう。ライカを撮り出して思ったのが、レンズは大きさではないなって事。もちろん商用レベルでは差が出るのだろうが、果たして一般人が常用するのにあんなに太くて大きいレンズが必要なんだろうとかと思う。
このPENは一眼レフにつきものの三角のお山(ペンタプリズム)も無ければレンジファインダーのような複数の窓も無い。一般的な一眼レフからすれば不思議なデザイン。でも、いたってシンプルで今見ると逆にモダンなデザインに思えるほどだ。個人的にもオリンパスは好きなので、これは良いと思う。
クルマや時計もそうだけど、電子制御の部分が増えれば増えるほど、なんか自分のモノでは無い気がしてくるんだよね。必然的に愛着が薄れていく。ハーレーなんか平均寿命は50年以上だっていうんだから、一生ものを通り越してる訳だ。このPENだって当時は大衆機として発売されたもの。それが40年以上も使われ続け生き残っているというのは、想像以上に凄い事だと思う。
ライカやドイツのカメラだったら、それなりの人が買って、それなりに使われてきたから生き残っていたとしても不思議ではないが、使い捨て大好きな日本国民の逆境の中、40年以上も生き残っている国産カメラというのは、端から見ていても可愛く見える。
さてさて、絞りとシャッタースピードの因果関係に悩み中のうちのスタッフ。自分の年齢より年上の、もう死語になってたハーフサイズ(普通の向きで縦長で撮れる)カメラを使いこなせるか。乞うご期待!
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3 Comments
>BIGSTONE さん
歳がばれます(笑)
ペンシリーズは息が長かったと思うので70年代もあったのではないでしょうか(私も詳しくはないので・・・)
初めてのドイツカメラの模倣じゃない点がいいですね。日本カメラの金字塔に間違いなく名が挙がるカメラだと思います。
>ノースマン さん
オリンパス派ですね! E-330はかなり迷たんですが、E-20でもまだまだ現役がいけそうなので辞めました。
しかしオリンパスって『世界○○!』っていうのが好きですよね(笑)
懐かしいですね。
私はTTL露出計付きのペンFTを使いました。
中古でしたが初めてのカメラでした。
今は同じオリンパスのデジタル一眼、E-300とE-330
を使っています。
似たような形に惹かれたのかも・・・。
懐かしい~!! 年がばれますね。(笑)
このカメラ、友人が持ってましたよ。ハーフの一眼という
他にない特徴があったので印象的でした。
でも1965年型ですか・・・。友人のは末期モデルだったかな。
いくらなんでもそんなに古くはなかったと思いましたが。