ローライフレックスの写真がなぜ正方形?と思われた人もいるかもしれない。このカメラ、中判カメラといってブローニーフィルムを使う。ブローニーフィルムとは幅6cmで、フォーマットにより66判、67判、68判、69判などのサイズで使われる。卒業写真でよく使われるジャバラの大きなカメラなんかは69判が多い。で、このローライフレックスは66判のフォーマットで、その名の通り6cm×6cmの正方形の写真が撮れる。
ローライフレックスが欲しかった理由の一つに、この6cm×6cmの画角が魅力的だったから。もちろん普通の35mmだってトリミングすればいくらでも正方形になるんだけど、はなからこれしか撮れないという潔さがいい。なかなか楽しい。
カメラを知らない人にローライフレックスを見せると必ず驚かれるのがこのファインダー。上のふたをガバッと開けると、フィルムサイズと同じ6cm×6cmの正方形のファインダーが現れる。デジカメの液晶画面の2倍くらいのサイズと言えば分かりやすいか。「なんでこんな古いカメラに液晶が・・??」って。液晶じゃないから(笑) レンズやカメラを考え出した人って天才だよね。
ただファインダーが大きいのはいいのだけど、左右が反転して投射されてるので、覗きながら歩いてると頭が混乱して気持ち悪くなるのが唯一の欠点か。
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2 Comments
>BIGSTONE さん
昔はカメラマンからもらうポジはすべて4×5か6×6だったので、フィルム自体には慣れ親しんでいたのですが、まさか自分で使うようになるとは(笑)
どんどん地代に独り逆行してます。はい。
6cm×6cmいわゆるロクロクですね。私も昔、大学出てから
最初に勤めたデザイン事務所で時々、使ってました。
カメラは「ゼンザブロニカ」でした。日本製で現在、このメーカー
は倒産していますね。35mm一眼レフよりリアルで美しい画質
は素晴らしく驚きましたね。でも写真作品として撮っていた訳
ではなく、デザイン作業の記録用でした。昔はデジタルデータ
どころかカラーコピーもなかったのでスケッチや試作の記録用に
撮影していたのです。20年くらい前からようやくカラーコピーで
控えを保存、10数年前からようやくデジタルデータに残す事を
考えはじめ、完全に切り替わったのが8年前ですね。
懐かしい思い出になってしまいました。(笑)