先月オークションで購入したKing Regula RM。ようやく試し撮り終了。せっかくf値1.9のレンズなんで先ずは夜ばかり撮ってみた。ピンは甘いし寝ぼけた絵が多い。ライカと比べたら可哀想だけど、はっきり言ってしまえば値段なりのカメラ。
けど、なんかイイのよこのカメラ(笑)。ピンの甘さも色の濃さも、今で言うトイカメラっぽくて。まだ一本しか撮ってないからハッキリは言えないけど、気軽にひょいと持って歩いてパシリと撮る。ちょっとくらいブツけても気にならないし、だれもこのカメラの事を知らないから「なんですか?これ??」から会話が始まる。
ライカだと「ライカじゃないですか!」と色々なメガネで見られる。もちろんそれが嬉しい時もあるが、場合によっては成金の象徴のように見られて不快に思う事もある。ジロ〜っと見られるのもちょっと嫌だし。そんな時はRMのような得体の知れないカメラが実に気楽に使える。「なんすか?このカメラ!?」って言われるのは結構楽しかったりするし。
行きつけのロックバーFFRでちょっと撮ってみる。開放で撮るとどうもピンが5〜10cmくらいズレてるみたい。二重像も経年変化で薄くなってよく見えないし、暗いところでピンを合わせるのは結構難しい。渡君のちょい手前にピンがきちゃってるかな?。
マスターのアリゾナ放浪時のアルバムを見せてもらった。大自然は人を芸術家にさせるとは正にこのこと。数千年の歴史が作り上げた壮大なモニュメント。その広大なキャンパスに色を染める太陽という名の巨大な筆。人間がアリん子のように小さく、そして無力に感じる空間。アリゾナもいいねぇ。お気に入りのカメラをもって行ったらどんなに楽しいだろう。
King Regulaというメーカーのことはほとんど知らないのだけど、思ったより楽しめるカメラだと思った。こやつもなかなか楽しいぞ!
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