祖母の葬儀の帰り道、新幹線の時間があったので、青葉城までタクシーで行って来た。実は政宗像を見るのは初めて。仙台には数十回も来ているのに、なぜかご縁が無かった。逆光で真っ黒だけど、凛々しく立派で、誰もが政宗と言えばこのポーズを思い浮かべるほど有名な像。
実はこの像、戦時中に兵器にするため取り壊され、1962年に復元したもの。政宗像は完全に溶かされていたと思われていたものが、戦後、顔と胸の部分のみが無傷で発見されたそうだ。きっと誰かが政宗像を戦争の手段に使われないように守ったんだろうね。1962年という年にまた運命的な出会いに驚き、輪廻転生を感じざるを得なかった。
青葉城。戦国の歴史では一度も戦火にあう事が無かった強固な城が、近代文明と共に滅ぼされて行く様は、なんとも数奇な城のような気がした。
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3 Comments
>mamire さん
仙台に親戚ですか。奇遇でしたね。
うちの父親は家を捨てた人間なんで、あまり帰りたがらないですが(笑)
>kimiko さん
ごめんなさい、言葉不足でした。
発見された顔と胸の部分は博物館に飾られてます。
この像は全部が復元されたものです。
伊達政宗像って顔と胸のほかは復元されたものなんですね。
お祖母さまのご冥福をお祈りいたします。
仙台に親戚があるので、何度か訪ねました。
でも、父や、叔母たちがいなくなった今、ほとんど訪ねることがありません。
いつまでも帰れる場所があるっていいですね。
御祖母様のご冥福をお祈りいたします。