3月1日にネック調整に出していたVeillette Guitars。フレット調整が終わり戻ってきたと思ったら、塗装に複数のクラック(塗装割れ)が入っていて、クレームで再塗装を依頼したのが4月24日。そして、再塗装が完了してようやくアメリカから戻ってきたと輸入元から連絡が入ったので取りにいってきた。
ほぼ三ヶ月。長かった・・・。というか、もうナイロン弦の曲なんてみな忘れてしまった。それくらい長かった。さて奇麗に仕上がっているか・・・・
輸入元に行き確認でケースから出てきた瞬間、我が目を疑った。オリジナルカラーは写真のように少しグリーンを帯びたつや消しブルーでトラ目のコントラストも高いものだったけど、なんとダークブルーサテンとでもいうのか、メタリックブルーのような光沢が強い濃いブルーになってしまっていた。
塗装が割れないように今は新しい塗料メーカーのものを使っているそうで、少し濃い(日本人の目から見るとかなり濃い)ブルーになっているらしい。いくら割れないようにといってもオリジナルとあまりにも違いすぎる。いくらアメリカ人は大雑把だといっても、これでは何のための再塗装だったのか・・・・・。怒る気持ちも無くなるくらい落胆した。
今後どうするか輸入元と話し合った結果、好きな色で新品をオーダーしてそれと無償で交換してくれることになった。この手のギターで一番気になるところは『杢目』だが、素材の状態の写真を送ってもらってチョイスできるようしてもらった。カラーはとてもブルーは怖くて頼めないので、全く違う色でオーダーした。
出来上がるまで3〜4ヶ月掛かるそうだ。う〜む、もうここまで来たら我慢大会みたくなってきた。開き直ってどっしり待とう。
でもね、このカラー、日本に2本だけ輸入されて、もう一本の方は渡辺香津美さんが持ってるそうなのよ。だからどうだって話だけど、杢目も色も気にいっていただけに残念だなぁ。でも、何度も『ミソ』がついただけに運気もよくないからスパッと諦めて、新しいやつの杢目とカラーに期待しよう。もちろん音もね。
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