問診

あまりの腹痛と止まらない下痢に朝起きてすぐに慌てて医者に行った。盲腸の時のような爪で胃袋を掴まれるような刺すような痛みで、昨年のベトナム帰りの感染症が頭をよぎる。ちょうど一年前だし。自宅から一番近い病院へ行った。30〜40分待たされてようやく呼ばれる。ここ数日の症状をいい、微熱があることと、毎日生ものを連続して食べたので魚介類の中毒や感染症ではないかと伝える。寄生虫も心配だった。
「では処方箋出しますから薬を飲んでください」
「・・・・？　あの・・診察はないのですか？」
「話を聞けば分かりますから」
「血とか便とか・・・」
「血を検査しても分かりませんから、無駄なことやってもしょうがないでしょ」
「無駄なんですか・・・」
「とにかくこれで結構ですから、受付で処方箋をもらってください」
「・・・・・はぁ」

問診の時間は3分も無かったと思う。なにか追い出されるように診察室を出た。
普通、補聴器とか腹部を押されて確認しない？　昔は目の色や舌の確認とかされた記憶があるんだけど、今の医療って患者の自己申告だけでどこにも触らず見もしないですべて分かっちゃうの？？熱を測ったりもしないの？？　下痢程度では病気と認めてくれないのかなぁ。かなり不信感いっぱいで受付に。
「保険証は？」
「会社に置いてるので後日もってきます」
「では10割負担で3,410円になります」
「えっ？！話しただけで・・・・」
「保険証持ってきてもらえれば差額分は清算しますので」
「・・・・はぁ」
1分あたり千円かぁ・・・。医療増税や患者負担率をアップするとかの前に、医療費の適正価格の見直しをしたほうがいいんじゃないの、と腹が痛いけど腹が立った。処方箋を薬局に持っていった「こんなに飲むんですか？」と驚かれた。「って言われても医者がそう言うんですから・・・」
薬は5種類で4,010円だった。細かい診察するより抗生物質大量投入して様子見た方が手っ取り早いって事？・・・。結局原因も病名も分からずまま手には大量の薬が。別な意味でさらに胃がキリキリしてきた・・・・。