事務所の整理相変わらず現在も進行中。いつまで掛かるこの整頓地獄・・・。ようやくいらない本の整理はついた。価値が無さそうなのは資源ゴミに、売れそうなのはBOOKOFFへ分類。こんな本も出てきた。山本モナが表紙の『東京レストランライフ』というムック本。内容はありふれたもので面白味も無いけど、インタビューが「山本モナさん、どんなエスコートがお好きですか?」。資源ゴミへと思ったけど今が旬か?!未だ大騒ぎしてるけど、そんなことよりニュースで彼女の年齢を聞いて一番ビックリした。てっきり40代だと思ってたので・・・
レストランで思い出したけど、先日、行きつけの中国料理屋で深夜に料理をつまんでいると、ちょっと離れたテーブルで大声で話している青年たちの会話が耳に入ってきた。どうやら今年社会人になった大学時代の同級らしく、久々に集まって給料や会社の不満大会になっているようだ。
「だめだ〜給料が安くてやってられない」
「うちもだ。新入社員にはボーナスも無いしこれじゃ盆休みもどこにも行けねぇ」
4人組だった。1人だけスーツ姿の男がろれつの回らない口調で
「だめだ、だめだお前達、甘すぎる!」
どうやらそのスーツ姿の男だけは新社会人ではなく、もう数年仕事をしているようだった。
「金がない、金がないって言ったて、お前ら金をつくる努力をしてないだろう」
真っ赤な顔で語り出す。
「金を作るって言ったって給料が安いんだからどうにもならないじゃん」
「ばか、だからお前はバカだっていうんだ」
「ばかばか言うなよ」
「いいか、お前ら、一日何本コーヒーとかジュースとか飲む?」
「2本くらいかな」「おれも2本だな」平均2本らしい。
「いいか、2本ってことは一ヶ月で何本だ?だいたい1万くらいジュースに消えちゃってるんだぞ」
「まぁ、喉が渇くからしょうがないじゃん」
「だから金が貯まらないっていうんだよ」
だんだん調子が出てきたようで雄弁に語り出す。
「いいか、お前らの会社にも女の先輩がいるだろう」
「うん」
「あいつらは凄いぞ」
「なにが?」
「女はなぜかボォルビックだのエビアンなんかの小ちゃいペットボトルを皆バックの中に入れてるだろう」
「あぁ、そういえば確かにみんな入れてる」
「だろぅ」
「なんで、それが凄いんだよ」
「あれはな、ペットボトルだけど実は中身は会社のミネラルウォーターを入れ替えてるんだよ」
「えぇ〜、んな事ないだろうよ」
「ばか、だからお前は金がたまんないんだよ」
「えぇ〜」
真っ赤な顔をした男はニヤリと笑いながら
「うちの会社の女なんて、みんな給湯室で水いれてるぞ。ただだ。原価0円。俺は何度も目撃してる」
「そうなの〜?!」
「デパートとか行くと冷たい水が出るやつあるじゃん、あれなんか営業のOLがみんな寄り道してマイペットボトルに入れてるんだ。昼間行くと列ができてるぞ」
「そりゃ大袈裟だろ」
「まぁちょっと大袈裟だったけど、実際マジでデパートで詰め替えてるやつは多いぞ」
「本当かよ〜」
さらに話は盛り上がってくる
「ペットボトルをタオルで包んでるヤツが多いだろ、あれはな、ラベルが古くなったのをバレないようにしてるんだ」
「へぇ〜そうなのかよ」
どうやら完全に洗脳されてきているようだ。
「濡れるからじゃねえの」
「ばか、だから甘いっつーの、OLは見栄っ張りなんだよ。バレないようにしてるだよ」
「へぇ〜」
「月1万、年間12万、10年で120万だ」
「すげ〜!」
「お前ら明日からマイペットボトル持って行け」
「おぉ〜、やろうやろう」
酒の肴に丁度いい青年達の会話はさらにヒートアップしていく(つづく)
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