副都心線明治神宮前の改札を出たら昭和三十年代初頭の原宿界隈の写真が展示されていた。何枚かは始めて見る写真だった。思わずiPhoneのモノクロカメラでパシャリ!
左は表参道の同潤会アパートの公衆電話前。そうそう、昔は公衆電話といえばこれだったよね。この公衆電話ボックスっていつ頃まで使われていたかな・・・クリーム色で屋根が赤(焦茶?)だったよね。取っ手が丸くて、下半身が見えないから鬼ごっこの恰好の隠れ場所だった。電話は赤電話だったかな? 表参道ヒルズなんていう無機質なビルに変わってしまったけど、まだそんなに経ってないのに同潤会アパートの頃がずいぶんと懐かしく昔に感じられる。
その右の写真は竹下通り。こちらは今でも面影はかなり残ってるね。この界隈はこのまま雑多な雰囲気でいつまでも残ってもらいたいな。
一番右の川、どこだかわかる?『穏田川』
って言っても分からない?裏原宿といえば分かる?そうあのクネクネした道は元は川だったんだ(今は蓋をして遊歩道になっている)。穏田川と宇田川(こちらも蓋がされてる)が合流して渋谷川になって東京湾に繋がっている。渋谷駅の南、明治通り沿いに突然川が現れてどこから流れて来ているんだろうと思った人も多いと思うけど、あの川は本流はこの『穏田川』なんだよね。
地元では穏田川を復活させようという運動もあるようだけど、もし達成できたら素晴らしいね。原宿で川遊びが出来るような小川が流れていたら素敵じゃない。
ほんの少しの写真だったけど、自分も子供の頃にちょっとだけタイムスリップ。ほんわかした気分になれました。
2 Comments
>take38 さん
キャットストリートもずいぶんと様変わりしてしまいましたが、夕方から夜にかけて人影もまばらな中を歩くのが好きです。
表参道のキディランドのあたりに橋の欄干が残ってますよね。そこから渋谷方面に、昔は「キャットストリート」と呼んでいた川の暗渠の上を歩いていくのが好きでした。