東京モーターショーに行って来た。とあるカーオディオメーカーとのご面談。色々と有意義な話が聞けてよかった。これからもっとオーディオ業界を勉強してビジネスに繋げていかなくては。
時間がなかったのだけど、せっかく来たので東館だけすこし見て回る。一番気になったのがこれ。YAMAHAの『もえぎ』ネーミングはちょっとどうかと思うけど、見た中で一番デザインコンシャスだと思った。いかにもHarley-Davidsonの『Model S lightweight』をオマージュしたようなクラシカルなデザインにYAMAHAらしい繊細なデザインが美しい。
125ccもいらないから50ccでこのままのデザインで出てきたら欲しいなぁ。
エンジンブロックの形はそのままで電気バイクだったらさらにいいな。ベルトドライブというのも雰囲気で良い。欲しいなぁ。でも買ってもきっと乗る時間がなくて飾りモンになっちゃう予感だけど。
あとはこれと言ったものが無かったけど、いすゞの国産初のバス『スミダ』がよかった。昭和4年、1929年のバスだ。このバスを2011年製のiPad2で写真を撮ってる人がいて好対照で面白かった。
メーカーとしてこうしたオリジナルモデルを大切に保存してることは素晴らしいことだと思う。もし、いすゞが乗用車部門から撤退しなかったら今頃どんなクルマを出していただろうか・・・ちょっと想像してみたくなった。
ところで、モーターショーって自工会がやってるのに、なんであんな入場料が高いのだろう。今日までの累計来場者数が51万人ちょいだから単純に前売り券の金額で掛けても、6億6千万円位の売上。11日までには軽く10億は越えるだろう。出展者からも高額のシャバ代をとって利益はどれくらいになるのだろうと下衆な考えをしてしまう。
そもそも業界全体の振興を狙うのであれば入場を無料にするなり、もしく入場料全額を交通遺児の育英にあてるとか、社団法人って非営利目的じゃなかったっけ?
昔のようにコンセプトカーだらけで滅多に見れないスポーツカーがたくさん、というショー的な部分でお金を出すのはなんとなく納得できたけど、その辺のディーラーと同じクルマばかり列んで、それもディーラーなら乗り放題触り放題なのに「手を振れないでください」とか張り紙がしてあって、コンセプトカーも開演前にネットリークしてるものばかりで、コンパニオンを撮りに行くカメラ小僧にはいいかもしれないけど、昔ながらの形態ではきっとそっぽを向かれるような気がする。
と文句ばかり言ったけど、会場はかなりの人で、全部は周れなかったけど、モーターショーが東京に帰って来て本当によかったと思う。メーカーの方に話を聞いても、明らかに幕張とは違う客層(ホットユーザー)が増えたそうだ。来場者数も前回に比べかなり増えているし、これがクルマ業界全体の底上げに繋がればいいと思う。
若い子たちが意外に多かったこともちょっと嬉しかった。修学旅行か社会科見学の高校生もたくさんいたし、こんな子たちが成人してスポーティーカーをバンバン買ってくれたら、また業界全体が盛り上がるだろうな、と業界の端っこの方で仕事をしてる者として思うのであった。まる。
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美しいですね~ 私も欲しい・・・