Paceさんのブログを見てトイカメラ再熱。ってそんな大げさな話じゃないんだけど、またトイカメラで写真が撮りたくなった。自分が持ってるトイカメラは『LOMO FISHEYE2』と『HOLGA』の2台。ソビエト製のLOMO LC-A(ЛOMO ЛК-A)も持ってるけど個人的にはこいつはあえてトイカメラの分類には入れないでおく。
トイカメラはフィルムカメラだ。「なんで今更フィルムなの?」とよく言われる。最近のデジカメはご丁寧にトイカメラモードなんぞ備えてるやつが増え、これ見よがしにブログでアップしてる輩も多いが、おにぎりを手で握らず機械でポンポン作ってるようで本家トイカメラ派(?)としては納得できなかったりする。
というか、せっかくフィルムカメラ市場がトイカメラブームで一抹の活路を見いだそうとしていた矢先に、鳶に油揚げをさらわれるように、またしてもデジカメに飲み込まれるのはなんとも悲しい。
ところで本題の「なんでフィルムなの?」だが、これは生理的欲求に近い。
1.ウォシュレットがどんなに一般的になってもトイレットペーパー派である。
1.オートマチックのクルマには乗らない。
1.包丁でキャベツの千切りをいかに細く切るかに生き甲斐を感じる。
1,ロックで飲むお酒の氷は丸くなくてはいけない。
1.エスカレーターに乗っても立ち止まらず常に歩いていないと気が済まない。
1.回る寿司は好きだが、シャリが機械でポンポン出てくるとことは嫌いだ。
1.未だにアナログレコードを捨てられずに持っている。
上記の3つ以上にあてはまる人は間違いなくフィルムシンドロームコンプレックスといえる(当ブログ調査)
ま、簡単に言えばめんどいのが好きなのである。トイカメラモードとかいってデジカメでポンポン出てくるのは気が済まないのである(MINOXはまた別世界の話だが)。
ラジオが出来たとき新聞は無くなると言われた。テレビが出来たときラジオは無くなると言われた。インターネットが出来たときテレビは無くなると言われた。でも立派に残ってる。デジカメが出来たときフィルムカメラは無くなると言われた。
・・・・本当にそうなりそう・・・。
これじゃダメなのだ。人類の歴史からフィルムカメラという存在を消滅させてはいけない。ベータマックスやレザーディスクと一緒にしてはいけない。頑張れフィルムカメラ!立つんだフィルムカメラ!
ゼィゼィゼィ・・
そんなに興奮する話でもないんだけど、ようは楽しいのよ。なんでと訊かれても、まぁ楽しいから、と。
たまにはフィルムカメラで『写真』なんぞいかがですか?
6 Comments
僕は60年代生まれなのですが、今にして思えば
アナログで育ち、デジタルを黎明期から知り得たことが
良かったな~と思ってます。
時代は変わるんでしょうけど、残るものは絶対残ると思います!。
Fisheye2、NOBUさんのお写真だと渋くて格好良く
見えるから不思議です(’’)
一緒に写っているのは水・・・ではないですよね(^^;
フィルムへの愛を感じる記事ですね!!
”生理的欲求に近い。”とのお言葉に、とても共感しました。
デジカメも使っちゃいますが(笑)、フィルムカメラも丁寧に
楽しんでいきたいと思います♪
トイカメラ売り場に遭遇すると、しばらくそこから離れられません。
なんだか魅力的なんだなー。
私もフィルムカメラをいくつか持っているので、長く使いたいと思っています。最近、フィルムスキャナ用のいいソフトを教えていただいたので、トライ中です。
文化的にはフィルムが残ってくれたら、なんかホッとしますね。でも己の失敗を顧みれば、結局「腕(技術)」と「感性(才能)」ではないかと・・・。
カメラに限らず、プロでもアマでもうまい人は何を使ってもさまになる。そういう人は大抵こだわりが少なく、理屈をこねない。けれどうまい。さらりといい結果を残し、多くを語らず飄々としている。うまいライダーは、電動の原付からBOSHOSまで、何に乗っても安全でさまになる。できればそうなりたいものです。
Web上に写真を載せれば、フィルムで撮ってもデジタルデータ化。しかも見る側のモニターの環境や画調は様々。なので、未だに僕の中での写真は、視力と自然光があれば見られる、一枚のプリントのことなんです(こんなだから、正直生き辛い)w。
NOBUさん、こんにちは。
私もキャベツの千切りは包丁でいかに細くきれいに切れるかを
思いっきり追及するタイプです^▽^
でも、機械音痴で、フィルム内臓のボタンを押すだけのカメラしか
使ったことがなくて、譲ってもらった少し方が古いデジカメも、
電源はどこ・・?写したのはどうやって見るの?状態デス。
そんな私は、携帯カメラマン・・ぁぁ・・・w