今日は友人の舞台があったので中野まで観に行って来た。能や狂言を現代風にアレンジした短編の6部作。舞台は年に1度行くかどうかで、馴染みは薄いのだけど、琴や日本古来の楽器の演奏されるなか各役者さんが、舞い、語り、演じる姿は新鮮だった。
人前で演ずるということは、バンドの演奏にも近いものがあると思いつつ、役者さんのあそこまで感情移入する姿は、やはり遠い存在でもあると変なところで納得してしまった。
ダンスや踊り、舞台や芝居、発表会やライブ。人はなぜ人前で演じるのか。
昨年公開された『いい爺いライダー』の事をふと思い出した(産経ニュース)。監督、カメラマン、主演俳優、出演者が全員素人で全員高齢者。平均年齢が78歳という驚くべきド素人映画。台詞も棒読み。動きもロボット。でも、予告編だけで十分パワーが伝わってくる。
赤いバイクに乗るのは主演の82歳の爺いライダー。製作中の合い言葉が「製作中に葬式はださない」だそうだ。彼らいい爺いライダーからすれば我々なんてまだ赤ん坊同然。完敗である。
言葉では伝えれないメッセージも演じることによってそれが可能になるんだと思った。
自己表現、なにかあなたもしていますか?
2 Comments
『爺いライダー』、見てみたい。。。
「葬式を出すこと」なく、無事完成したのだろうか?
「いい爺いライダー」、面白いですね。
おふくろが能をやっていて、よく見に行かされました。