原宿26時。GWの鬼のような竹下通りの喧噪も、この時間だとまったく人の気配は無くなり、やたら派手なLEDの街灯だけが不意味に輝いている。
そんな中、スポットライトが消え最小限の照明の中に佇むショーウインドウのマネキンは、なにかを語りかけてくるようで好きだ。
80年代後半『マネキン』という映画があった。マネキンが人間の姿に変わって誰もいない深夜のデパートで繰り広げられる、禁断の愛とライバルとのドタバタ劇を描いたラブコメディーのヒット作。
深夜のマネキンを見ていると、この映画のように突然人間に変わるんじゃないだろうかと、甘い期待(?)を描いてしまう。
リアルなマネキンじゃなくても、なにか語りかけてくるようでつい見入ってしまう。きっと人間がだれも見てないところで動き回ってるんだろうなぁ。
マネキンの主題歌だった、スターシップの『Nothing’s Gonna Stop Us Now』をきっとBGMにして。
Comment
このマネキン役の女優さんが「SEX AND THE CITY」のサマンサ役のキム・キャトラルと知った時は
地味に衝撃を受けました。
あまりにもイメージのギャップがありすぎて・・・。
スターシップのこの曲、私の結婚披露宴の退場のテーマでした(笑)懐かしかったです。ありがとうございます。