先日、眼の検査に行った帰りにギンザ・グラフィック・ギャラリーで行なわれていた寄藤文平展を観てきた。このグラフィック・ギャラリーなかなか面白い企画展が多く、なおかつ無料ということもあって銀座に行くと立ち寄るお気に入りの場所。
自分は本の装幀の仕事はほとんどやったことが無いのだけど、色々な刺激をもらえた。柔軟な発想と自由な創造。さまざまなタイポグラフィーやプランニングを観ていると、学生時代こんなような課題をたくさん出されたことを思い出し、ちょっとだけセンチな気持ちになった。何事も初心忘るべからず、だな。
その後、駅に向かいつつギンザをブラブラ。
で、突然現れた異空間。新宿のゴールデン街じゃないよ。銀座7丁目。それもご丁寧に7-7-7というパワースポット的住所。
『わるくろ』に『ヴァニラマニア』なんとも股間を刺激するような淫靡で怪しげな店名。昭和30年代と想像される朽ちたモルタルの壁。なんだか分からない剥き出しの配線。地震があれば間違いなくエアコンの室外機が落ちてきそうな危険感。
これが夜だったら、間違いなくアリ地獄のように、どちらかの店に吸い込まれていたかもしれない・・・・。
20代の頃、銀座に約10年近く勤めていたので、ある程度裏通りのことも知っていたつもリだったけど、まだまだ銀座は奥が深い。
[ Leica M9 Hektor (1938) 1:6.3 / 28mm ]
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