高山に行ったときに写真の「とうがらしうめ茶」というものを自分用のお土産で買ってきた。箱には『元祖』とでかでかと書かれている。
怪しい。
とても淫靡な怪しさが感じる。東京に帰ってきて飲んでみた。うまい。そのうまさが実に怪しい。どこの会社だろうと思ってパッケージを読んでみたら・・・。どこにもメーカー名は書いていない。販売者として簡易なシールで地元の会社名が貼られているが、ここがメーカーでないことはそのニオイでわかる。
ちょっとネットで検索してみる。もの凄い数がヒットする。それも、北海道のお土産で、とか沖縄のお土産でとか・・・。あら、高山が元祖じゃなかったの、って思ったら全部同じ商品。さらに調べてみるとどうやらメーカーは長野にある土産専門のメーカーのようだ。
最近、デパートでやる物産展の半分以上が実際にはその土地にはないメーカーや店ばかりで、社会問題にもなっているが、それと同じ。高山名物って書いてあったけど、長野のメーカーじゃん。こういう得体のしれない土産が増えてくると、『お土産』の意味がなくなっちゃう。
でしょ。
確かにその土地のモノなんて、もう無いのかもしれないけど、売ったモン勝ちって商売は鼻につく。でも、うまかったりするから複雑・・・
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