六本木を歩き回って疲れてしまったので『アマンド』で休憩。
『アマンド』で反応した人は間違いなくバブル世代。「待ち合わせはアマンド前」の台詞に並々ならぬ懐かしさを感じる人は少なくないはず。老舗のイタリアンの『キャンティ』やピザの『ニコラス』。バブルの象徴ディスコの『マハラジャ』や照明落下事故の『トゥーリア』なんか成金六本木をあげたらきりがない。
当時勤めていた会社が飯倉片町にあったのでもろドストライクだったけど、その頃は粋がって西麻布にわざわざ繰り出していたので思い出の店って意外と少ないんだけど、やはり『アマンド』は独特の望郷の響きがあるなぁ。
そういえば会社を辞める子がいて送別会用にアマンドのケーキを買いに行ったらあまりに高くて、ロアビルに入っていたトップスのケーキに変更したなんてこともあった。
カフェなんて言葉は一般的ではなく当時は「サテン」
街名も新宿「ジュク」、渋谷「ブヤ」、池袋「ブクロ」、三軒茶屋「サンチャ」、そして六本木「ポンギ」
今では死語?先日も「ジュクとブクロをハシゴして」って言ったらきょとんされた。。。サンチャは今でも使われてるかな?
ポンギのサテンといえばやはり『アマンド』
店内には今年70周年のポスターが。そんな老舗だったんだ。
カフェブームに完全に乗り遅れ単にケーキ屋と思われてるようだけど、スタバだのタリーズだのブルーボトルやゴリラなんぞの海外勢が無い時代、ショッキングピンクでひと際目立っていた喫茶アマンド。今みたく不良外人も少なくバブリーな洋服屋もたくさんあって、オシャレな(イケイケな?)OLがアマンド前で待ち合わせ。近くの席の当時絶対ワンレンソバージュだったろうオバさま達からも「やっぱアマンド前よね」の声が聞こえてくる。
だよね。
ビルが新しくなってしまい当時の派手な外観は無くなってしまったけど、六本木といえばやはりアマンドなんだよ。
とはいえ喫茶店は昔から好きではなく(一番の理由はコーヒーとタバコが嫌いだから)、人生このかた一人でサテンに入ったことって無いんだけどね。がはは。
まぁ、そんなバブリーな時代を思い出させてくれたアマンドに「ありがとう!」
□竹頭木屑
・呑みの上がりによく行っていたショットバー『もぐらのサルーテ』が無くなっていた!
・週3で行っていた肉炒飯が絶品の『樓外樓飯店』が無くなっていた!
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