名刺を整理していたら先日亡くなられた方のが出て来た。う〜む、どうすべきか。もう使われない名刺だ。ここに電話しても本人は当然いない。いってみればもう役目の無い名刺である。だけど、役目が無いからといってゴミ箱に捨てるのも気が引ける。捨てるという行為自体に罪悪感を感じる。かといってその人の形見でもないし、思い出を残すものでもない。乱暴な言い方をすれば一枚の紙切れだ。でも、捨てにくい・・・。
そういえばメールアドレスもパソコンに登録してある。これもどうすべきか・・・。消すのは簡単だ。ボタンを一つ押しさえすればいい。でもその気になれない。たいした関係もなければ気にもならないだろうが、足掛け20年近い知人である。消す事に力が萎える。それだけその人の存在が自分の中にあるから。携帯に電話番号も登録してあった。これもどうすべきか・・・。きっといつかはどちらも繋がらなくなるのだろ。それまではそのままにしておくか・・・・。
そうだ、来年の正月に古いお守りと一緒に名刺は焼いてもらおう。メールアドレスと携帯番号は・・・・そのままにしておけば黄泉の国からメッセージでも届くかな? とりあえず法要が済むまでは、しばらくはこのままにしておこう。
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2 Comments
>あき さん
やっぱり同じ思いの人がいたか。
そうですよね、なにかのタイミングがないとなかなか消せないですよね。
心の準備ができるまで、とりあえずこのままにしておこうと思います。
こんばんわ。
そうなんですよね。
私も昨年なくなった方の電話番号とメールアドレスをどうしようか悩んでました。
すごくお世話になった人だし。今の佐藤あきがあるのもその方のおかげなので。
それで・・・その方が亡くなってまもなく1年なので・・お正月を迎えるときに心の鐘をならしながら削除しました。
想い出として心で残しておこうかなって。
その方が一番大事にしていた【ありがとう】を私も大事にしながら・・この先を歩んでいこうと誓いました。