フィルムをスキャンしたついでに、まだ取り込んでなかったポジも一緒にスキャンした。2000年にイタリアへ出張に行った時、最終日にローマで休日をとったときのもの。たぶん、リバーサルフィルムはこの時を最後に、デジタルに移行したと思う。今はまったく使わなくなってしまったミノルタα707siの思い出のスナップ。先ずはご覧あれ。
フィルムはKodakのDynaをよく使っていた。このフィルムで撮ると、ヨーロッパの安い雑誌グラビアのような色が濃いめで、ちょっとザラついたような絵になるので好きだった。
ローマの夕日は日本のように赤くはならず濃い黄色だった。石造りの建物が黄色に染まっていくのは壮観だった。まるでピンクフロイドのジャケットのような色合いで撮れたお気に入りのカット。とにかくイタリアの空はダイナミックで叙情的だ。日本では絶対に撮れないような空がそこらじゅうに転がってる。
こうして見ると、明らかにデジカメとは色合いが違うね。これからはデジタルとアナログの両刀使いでノンビリやっていきますわ。
2 Comments
>ヘフナー さん
シャープ過ぎず甘過ぎない、って感じでしょうか。
デジタルを使えば使うほど、たまにポジの色調を見るとホッとするのは、やはり今のデジタルはまだ色がキツく感じるからでしょうか。
まあ、デジタルもエンジンがどんどん進化して、今後は微妙なアナログ感も再現できるようになるのでしょうね。
きっと、共存というよりアナログとデジタルはまったく別なものとして指向性を変えていくんじゃないでしょうか。
やはりリバーサルはいいですね。
ライカも大事に使ってあげてください。
自分もミノルタtc-1をそろそろ使ってみようかなと
思ってます。