中庭に無造作に展示されていた『母の塔』
これの巨大なのが川崎の岡本太郎美術館にあるそうだ。涼しくなったら今度は川崎に行ってみようと思う。
昨年の生誕100周年の時にはあまりピンと来なかったけど、なぜか今頃になって岡本マイブーム。
本当に無造作に置かれている。雑草の手入れもしない。自然に任せっぱなしだからこそ逆に伝わるものもある。
作品をガラスで囲むのを特に嫌ったのだそうだ。作品と見る者とに距離が生まれる事を嫌ったのだろう。たとえ汚れて傷んでも構わないというのが持論だったそうだ。
たしか岡本太郎のお墓もこの像と同じだった気がする。なんと優しい顔なんだろう。岡本作品を「怖い・気持ち悪い」と評する人も多いけど、根底に流れていたのはきっとこの笑顔なんだと思う。
「いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。やってごらん」
[ Leica M9 SUMMARON (1968) 1:2.8 / 35mm ]
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