原爆投下の日に思うこと。
小学校の時に「はだしのゲン」というマンガが確かジャンプだったと思うが連載されていた。父と姉と弟を原爆で失い、母と生まれたばかりの妹と共に生きていく主人公ゲンの姿を追っていくストーリーだったが、その原爆投下後の描写があまりにも生々しく衝撃を覚えた記憶がある。70年代安保闘争とも前後していたような時期だったと思う。色々な意味で社会問題を巻き起こしたマンガだった。
映画「黒い雨」を観たのはいつだったろう。被爆した女性の姿をスーちゃんが熱演。モノクロのなんともいえぬ独自の雰囲気を出した今村昌平監督作品。浴槽で髪の毛が抜けるシーンは胸が痛くなった。
日本には原爆に関する作品が少なすぎると思う。敗戦国の負い目? いや、それは違うと思う。もっと語り継がなければならない事があり、忘れては行けないことがあると思う。しかし、自分にはなにができるのか。一個人だと無力だというが本当に無力だろうか。自分に出来る事ってなんだろう。広島、長崎の日を迎え、もう一度考えてみたいと思う。
最大の核保有国であり核使用国であるアメリカが北朝鮮に非核を求めるのは茶番だ。こんな時こそ日本が先頭に立って行動を起こすべきだろう。
黒い雨の映画の中で叔父が吐き捨てるように嘆く。「正義の戦争よりも不正義の平和のほうがいい」と。60年前の今日も、こんなに暑かったのだろうか・・・
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