今回は宇治のフレンチレストラン『ビストロdeナカガワ』のNさんに、紅葉案内をしてもらった。まず銀閣寺近くの駐車場に止め南禅寺目指し琵琶湖疏水脇の”哲学の道”をゆっくり散歩する。まだ紅葉の始まりだったが、所々にびっくりするような燃ゆる朱色が木々を染めていた。
琵琶湖疏水には見事な錦鯉も泳ぎ、落ち葉に色づいていた。こんなに綺麗なせせらぎを散策しながら、哲学者達は思考を巡らしたのだろうか。優雅に泳ぐ鯉たちを見ながら、なんか自分は心にゆとりがないなぁ、とちょっと反省。
途中のお茶屋さんで昼食を取る。茶室専門店だけあって濃厚な和菓子と最後にいただいた抹茶が旨かった。窓から覗く紅葉も絶品。
南禅寺のすぐ手前にある”永観堂禅林寺”に寄ってみる。庭園見物に訪れる観光客でごった返していた。
ガスが掛かっていた空も、雲一つ無い晴天に。
苔やシダに覆われた地面に木漏れ日。そして紅葉の彩り。都会にはない空間が身を包んでくれる。
そして南禅寺。奥に進むとTVのサスペンス番組でおなじみの琵琶湖疏水”水路閣”がそびえていた。大正ロマンを感じさせる赤レンガに紅葉が一際映えていた。京都の紅葉は赤がとても強い気がする。関東の紅葉はここまで赤くならない。
その奥にある南禅寺発祥の地である、”南禅院”の庭園を拝観。湖面に映る紅葉、優雅に泳ぐ錦鯉。しばし京都の風情を堪能する。
観光客だらけでちょっとゴミゴミしていたが、シーズンをはずして今度はもう少しゆっくり時間をとって来ようと思う。雪の京都、紅葉の京都は制覇したので、今度は桜の京都かな。
「そうだ京都へ行こう」
皆さんも、ゆっくりとした時間を楽しみに、京都に行かれてはどうですか。
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