飲み屋探し

千葉七区の選挙応援に小泉首相が来たとか、小泉チルドレンが来たとかニュースでやってる。関係ないけど今飲んではキリンのチルドビール。なかなかスッキリしていてよろしい。
これまた関係ないけど一昨日バイクの師匠であるH君と飲みに行った。さすが金曜日、どの店に電話しても満席状態。ちょうど新人歓迎会や新年度の決起大会なのだろう、どこも団体でいっぱい。こりゃ片っ端から探すしかないと、青山の雑居ビルのB1に入ってみた。こぢんまりとした店が列ぶ。そのなかでちょうど空いていた店に入ってみた。
まるで新橋や神田の場末の居酒屋に紛れ込んだような雰囲気。ビールケースや仕入れた段ボールが雑然と列ぶ。しかし、汚らしい感じはしない。どこか懐かしい昭和の匂いを漂わせる店内。オヤジとそのお袋さんであろうかオバチャンの二人で切り盛りしている。メニューを見ると青山にしてはやけに安い価格。空いてる店内と相まって、もしかしてこの店は失敗だったかと不安がよぎる。
生ビールを頼む。バランスのとれた泡立ち。一気に飲む。ベストな温度のビールがのどごしに心地いい。「旨い」。頼んだ料理がちょっと遅れ気味でやってくる。特別美味いわけでもなかったが、どこか懐かしい味。決して不味くはない。値段を考えると実にリーズナブルで、量もちょうどいい。ふと店内を見渡すと知らない間に満席になっていた。どうやらたまたまいいタイミングで入れたようだった。
中途半端な飲み屋は嫌いだ。デザイナーズダイニングの肩書きで小綺麗な店内はいいが、不味い料理をビックリする値段で平気で出す店がこの辺りには多い。そんな店は二度と行かない。思い切り高くても決して後悔しない店。もしくは店の造りは今一でも料理と値段が納得できる店。これが自分の中で、飲み屋の基準になる。
偶然入れたのも何かの縁。気に入ったので、ちょっと通ってみようと思う。