今日はちょっと気になることがあるので書いてみたい。それは、富士通のFOMAらくらくホンⅡの大竹しのぶのTV-CM。テレビで流れるたびにすごい嫌悪感を覚える。「私、早口で話されるのって苦手なんです」という台詞。これってどうなのって思う。
毒舌と言葉の暴力は意味が違う。大竹しのぶのCMを見て、誰もが元旦那のことを連想するだろう。企業やプランナーはそれが狙いなんだろうけど、はたして広告とはそういうものか。松下や日立だったら、こんな低俗な企画は即座に却下しただろう。
どこの夫婦が別れようが罵り合おうが知ったことではないが、最近の芸能人って離婚後に相手を罵倒する発言が多すぎる。大竹しのぶもバラエティ番組に出ては好き勝手な事を言って共演者や会場の客は大笑いしているけど、どこが可笑しいかなぁ。ちっとも面白くないと思うのは私だけだろうか。
もし別れた自分の女房がテレビを付けるたびにあんなCMに出ていたら。もし自分の母親がテレビを付けるたびに自分の父親の悪口を言っていたら。もし自分がその子供だったら・・・・絶対にグレてると思う。
別に元旦那の肩を持つつもりもないし、お互い罵倒しあってるんだからそれでも構わないが、それを見せられる方はたまったモンじゃない。二人ともよくヘラヘラ笑ってられと別な意味で感心する。最近そういう芸能人って多いと思わない?。いくら役者でも尻の穴見せて金をもらうようになったらお仕舞いだ。
昔、外国の社会学者に日本は「恥の文化」と表現されたことがある。これは「相手が嫌がることするのは恥ずべき行為、相手を敬い自分を律するのが日本人」という意味で表現された。つまり武士道に繋がる日本古来からの敬服と協調を重視した精神主義だと思う。
子供の頃「恥ずかしいから止めなさい」とよく叱られたことがある。それはみっともないから止めろという意味ではなく、周りの人に迷惑をかけるのは恥ずべき(反省するべき)事ですよ、という意味で使われていた。
最近は「恥ずかしい」というのは他人に対してではなく、あくまで自分に対してだけ使われるようだ。裏を返せば、自分が恥ずかしくなければ、なにを言ってもなにをしても許されると勘違いしている大馬鹿者が増えている。
罵倒している相手を選んだのは自分自身であって、相手を罵倒すればするほど自分の愚かさを露呈しているということに気が付かないのだろうか。早口が苦手なら最初から結婚するなよって多くの人が思うだろう。
広告は資本主義である限り当然利益を追求するためのツールではあるが、それと同時に人々に夢を与えるものでなくてはいけない。人を不快にさせる広告は広告とはいえない。
少なからず広告業界の端くれにいる者として、こんな下品な企画を採用した富士通の企業姿勢に、ささやかながら上半期ワースト広告大賞を進呈したい。
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9 Comments
えぇ~!!
”「明石家さんま」が芸名で「杉本高文」が本名。デビュー当時は「笑福亭さんま」”!?
聞いたことないです!(私だけかも知れないけど・・・)そうだったんだ~衝撃です!
二人の離婚話なんて、テレビ見てても出てきたことないと思ったんですが、たぶん自分が知らないから
気付いてないだけですよね。へぇ~~~~~~~~~。
あの宣伝を見て最初に思ったのは「この人話すの遅すぎるから、
やっぱ早いのはついていけないのかな」です。
可笑しいって・・・(T_T)
ひねくれたレスしてごめんなさいね。
ちょっと可笑しくて、まともな返事が書けませんでした。(笑)
muchan、冗談じゃなくて?この2人の結婚離婚☆(大竹しのぶ&さんま)
やっぱり私も・・・。(小声、オバチャン?!)
男女7人夏(秋)物語・いこかもどろか、でこの2人の共演作品3作、すべて当時見てたし、私の思春期の憧れの好きなカップルだった・・・。が、離婚してから、元夫婦(離婚)ネタを流出しすぎてて、イマイチ好感持てなくなっちゃった。めっちゃ残念。
そっかー、むーちゃんくらいだとさんまも単なるオジサンだもんね・・・
「明石家さんま」が芸名で「杉本高文」が本名。デビュー当時は「笑福亭さんま」だったんだよ=
離婚したのは13〜14年前だったんじゃないかな。たぶん。子供は女の子だったと思う。そんな昔のことを、いつまでも話さなくてもいいのにね。子供のためにも「なにも語らず」が美徳だと思うけど。
どっちが元旦那ですか・・・??
そっか、むーちゃんくらいだともう大竹しのぶの離婚とか知らないか・・・
日本一おしゃべりな、明石家さんま、だよ。
杉本高文氏です。
大竹しのぶの元旦那って誰ですか・・・??
そんなことはよくて、本当にnobuさんに同感。
周りに迷惑をかけるのは、とても恥ずかしいことです。
周りに迷惑=自分は迷惑者=恥ずかしい、ということにもなる!
そもそも、天に唾吐く者は、自分にかかると言う言葉もありますよね?
自分がした行動って、何かしらの形で自分に跳ね返ってくると
思います。それが何十年後になろうとも、必ず・・・。因果不昧。
“恥を知れ”が私の出身校の校訓でした。
意味は、これは決して他人に対して言うことではなく、あくまでも自分に対して、人に見られたり、聞かれて恥ずかしいようなことをしたかどうかと自分を戒めること。
・・・ちょっと久々に思い出してみました。