図書館で写真集を探していたら(アイドルの水着じゃないよ)どこかで見覚えのある名前。「なぎら健壱」あれっなんで写真集のコーナーに?とタイトルに『東京のこっちがわ』と書かれた一冊の本を手に取ってみたら・・・・
なんとも味わいのある写真の数々。もちろんなぎら健壱さんがモデルではなくカメラマン。どこにでもある生活の一場面が見事に切り抜かれて各ページを飾っている。奇をてらったものも無く、また東京のサイバーな構図を意図的に選んだものもない。おでんやのカウンンターだったり、野良猫だったり、洗濯物だったり・・・
人を驚かすような写真は一枚も無い。が、どの写真もとても素敵なのだ。素朴で暖かい。写真の裏側まで見えるような、一枚の写真を通してもう一つの東京が見えてくる。各写真についたショートショートなコメントもなぎら健壱さんらしい。そうそう、東京って元々こういう所なんだよって膝を叩きたくなるような、そんな写真集だった。こういうの観ちゃうとやっぱ下町探索したくなるなぁ、影響されやすいんで(笑)
プロフィールをみると色々な雑誌に写真の連載があるらしい。知らなかったがちゃんとしたプロのカメラマンだったのだ。でも商業カメラマン臭さが無いところが、やはりミュージシャンの感性の成せる技か。
個展があればぜひ観に行きたいなぁ。ちょっと心温まる写真集でした。
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3 Comments
おっいいですねえ!行きましょう。
バンドのための体力づくりも兼ねて(笑)!
>oudon さん
でしょ。今度東京の下町そば屋巡りでもしますか。
いいなあ、下町探索。
私は江戸出身でないので、
下町というだけでなんだかそそられますね~