詩人の血

神宮前2丁目にあるLe sang des poetes （詩人の血）という名のCafe。真っ黒に塗られた館の最上階にあるその店は、まるでトランシルバニアのドラキュラ伯爵の窠のようだ。えっ、いかにも好きそうだって？はい。間違いなく大好き。店内も真っ黒に塗られ、真っ赤なソファーに実際に教会で使われていた懺悔イス。そして広さはたった4畳ほど・・・・らしい。
らしいと言うのは、実は行った事がない（笑）。COCOAと散歩で目の前をよく通るのだけど、Cafeには入った事が無いのだ。夜の6時から営業らしいが、アルコール類が無いとのこと。いわゆる喫茶店なわけだ。
喫茶店は好きではない。煙草も吸わなければコーヒーも嫌いなので、喫茶店で一服という感覚を今だ持ったことが無い。つまり自分にとって一番遠い存在がアルコールの無いCafe。普通の喫茶店に入ってもビールか、クリームソーダ（！）しか頼まない。コーヒー専門店とかに行った日には、女物の下着売場に放りだされたのと同じくらい居心地が悪い。
待ち合わせで喫茶店というのも地獄に近い。あっという間に飲み物は終わってしまい、することがないから水をガブガブ。待ち合わせの相手が来る頃には腹がゲボゲボで気持ち悪くなってるのが相場だ。
この店、すごく行ってみたいんだけど、夜中にアルコール無しで耐えられるか・・・・今の所その勇気がない。