ロックなオヤジ

今日のランチはちょっとロックなCafeで。ここはインディーズバンドの音源を配信してる会社がやってるCafe。ハコありきのライブハウスと違って、運営会社がやってるハコだからちょっと雰囲気が違う。たまに外に聞こえてくる演奏も、自分の趣味とはかなりかけ離れてるジャンルなので、実は夜には来たことが無い（笑）
なんか最近ちょっとした演奏が出来るCafeやバーが増えた気がする。もしかすると今まで気がつかなかっただけか・・・・。いや、やっぱ増えてると思う。バブルの頃にあったカフェバーなんて今じゃほとんどないけど、さりげなくドラムセットとかギターが吊るしてある店は多い。
そういえば先日、うちのスタッフにライブハウス・バーとでもいうのか、土日はライブハウスで、平日はバーになってるお店に連れて行ってもらった。その日はセッション・デイということで、即興で客がステージに立って演奏をしていた。なんとステージに立ってるのは50〜60代のオヤジサラリーマン。『Smoke On The Water』とか演奏し出した。おおっ。かなり酔っぱらってるようで演奏はへぼへぼだったけど、場末のスナックで太ったホステス相手にカラオケ歌ってるオヤジより数百倍いかしてる。ギターソロで恍惚としているオヤジ。エンディングのキーボードソロで肘で鍵盤弾いちゃうオヤジ。出っ張った下っ腹でスカートが破けそうになりながら歌ってるオバサン。なんか燃えてるな〜
2〜3曲客が入れ替わりながら演奏して一休み。ちょっと耳が痛かったけど、50代後半のオヤジがロックをセッションしてることにちょっと驚く。ビールを飲んでいたら
「お見受けしたところ、ギターさんですか？」
と訊ねられた。（お見受けしたところってねぇ、武士じゃないんだから）
「ご一緒に『Black Magic Woman』でもいかがですか？」
さすがオヤジ、会話が実に丁寧だ。しかし、サンタナなんぞ弾いたことも無いので、いくらセッションと言っても丁重にお断りして（笑）
しかし、60才くらいになっても、飲み屋に行って即興でヘビーにギターが弾けたら・・・そりゃいいわな。なんてことを誕生日に思ったりしたのでした。サンタナでも練習すっか！