今日は久々に銀座に行って情報収集。京橋の東京国立近代美術館で『日本の撮影監督』という企画があったので行ってみたけど、早過ぎてまだ開館前。時間をつぶすのも面倒だったので、セコハンのカメラ屋を何件かハシゴして、松坂屋の『世界の時計博』を見てみる。毎年客は減っているようで、行った時はほんとまばらな状態。出ている時計も魅力的なものはなにもなく、もう来年は行くのをやめようと思う。つまらないし。昔はそれこそバーゲン会場のように混んでたのにね・・・。もうこのイベントはダメだね。
その後銀座の路地裏を懐かしく徘徊して(大昔銀座に勤めていたので)、まだ生き残っていた7丁目の辺りを撮ってみる。ビルとビルの間に立ち並ぶ雑居なドヤ街は、昭和を色濃く残すタイムスリップゾーン。当時は金がなくてこんなとこじゃ飲めなかったけど、オヤジになった今は、錦返しに飲みに来たいなって思ったり。でも、一見さんがこの界隈で飲むのはかなり勇気がいる。
その後はライカの銀座店に行ってM8を拝んでくる。初めて触ったんだけど、ビリビルするほど魅力的だった。銀塩の世界の人たちには評価芳しくないようだが、ライカのヒストリーになんの影響も受けてない人間からすると、単にプロダクツとして魅了されるモデルとしてすんなり受け入れられた。自分的には、かなりいいぞこれって。
でもきっとライカ効果で、国内のメーカーも温故知新のようなデジカメを出すんじゃないかと密かに期待。クルマも流線型を追い求め過ぎてみんな深海魚みたくなったけど、結局古いデザインに回帰するような流れがあったように、カメラの世界にも原点回帰な風潮が戻ってくるんじゃないだろうか。性能は最先端だけど、デザインはどこか懐かしいような。
カメラに限らないけど、やはりモノって性能だけじゃなく持っていてどれだけ感動を持ち主に与えてくれるかが重要だと思う。自分の持ち物にはやはりとことん拘りたいなって毎回銀座に行くと思うんだよね。
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2 Comments
>BIGSTONE さん
この辺りは懐かし思い出がいっぱいあるので、目的も無く徘徊してしまいました。
最初は一丁目にいたので、次回はその辺りを探求しようと思ってます。
私の勤務先も以前は銀座8丁目にあったので、ランチの時など
銀座の路地裏を歩いてました。頭をぶつけそうな狭い通路も
あって面白かったですね。
友人にライカコレクターがいるのですが、やはり撮影する道具
ではなく愛でるための工芸品として接しているようですね。
銀塩カメラで良い物は何十年経っても価値が下がらないですが
デジカメは1年経ったら飽きてしまいますよね・・。