お客さんのところへデザインのカンプ出しをした帰り、馴染みのカメラ屋へ寄ってみる。いつもの店員さんに「なにか掘り出し物はない?」といつもの質問をしてみる。「これなんかどうです」差し出されたのは35mmのレンズだった。
この店員さん、間髪入れずいつも返してくれるから気持ちがいい。カメラ屋に多い屁理屈っぽいうんちくも言わない。あんまりやる気無さげなところも気に入ってる。「M3と一緒に買われたのは50mmでしたよね。なら35mmはどうですか」言われるまでもなく35mmを見に行ったので飛んで火にいるなんとかである。まんまと毒牙にはまる。
眼鏡付きやら(M3は50mmのファインダーなので、35mmの画角が分かる外付けの変換レンズ)、単体のものやら、はたまたロシア製のビューファインダーまで出してもらって、ライトにすかしながらキズやクモリのチェックをする。中古レンズはバクチみたいなもの。ちょっと躊躇する。値段は張るが、リスクの少ない新品という選択肢もある・・・
「新品はいつでも買えますから。せっかく古いカメラなんだから古いレンズと合わせてみる、というのも楽しいものですよ」
誠にもって正論である。かくして1968年製のズマロン35mmが仲間入りする事となった。
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