久々に時計ネタ。GRAHAM Chronofighter Stuffy。イギリス空軍の英雄『サー・ヒュー・ダウディング』トリビュートモデル。イギリスの英雄と聞いても誰も知らないと思けど、第二次大戦のバトル・オブ・ブリテン(イギリス本土防衛戦)でドイツ軍からイギリスを守った男として本国では名高い。日本でいえばロシア・バルチック艦隊から日本を守った東郷元帥のような人といえば分かりやすいか。
スタッフィーとはイギリス空軍戦闘機軍団指令官ダウディングのあだ名で『頑固者』という意味。チャーチルや高級武官に噛み付いては、持ち前の頑固さで反対論をまくしたてていたらしい。結局、世界初のレーダー防衛網の完備や、スピットファイヤーやハリケーンという最新戦闘機の開発、本土防衛という輝かしい功績がありながら、首相チャーチルや要人を敵に回し1940年に司令官を解任されてしまう。そして1942年、日本が参戦した年に、ダウディングは惜しまれつつ退役してしまう。
しかし、戦後、再評価されサーの称号を与えられ貴族になり、1970年88歳の生涯を閉じた。
という人のトリビュート・モデル。9時の炎は炎上するロンドン市内を表し、3時から7時に走るラインはテムズ川。日本の経営セミナーでもたまに名前が挙がるダウディングの統率力と先見性。出る釘は打たれるの典型でもあるけれど、このイギリス頑固親父になんとなく親しみを感じてしまう。三船敏郎、勝新太郎、星一徹・・・。そんなオヤジを想像してしまう。
『スタッフィー(頑固)』な男でありたいな。
Blog内キーワード検索
Categories
Archive
My Office
Leave a reply