ホーチミン・中央郵便局の自動販売機で買った『ミリンダ・サルシ(サーシ)』。ミリンダで反応したあなたはまったくもってオヤジである。知らない人のために説明すると、ペプシのファンタ版といえば分かりやすいか。昔は日本でも売られていたけど10〜20年くらい前に無くなったと思う。懐かしいなぁと思いながら買うと缶に『SARSI』の文字。嫌な予感・・・・
SARSIって簡単に言うとルートビアのこと。ドクターペッパーを想像してもらうと分かりやすいと思う。香草やスパイスをふんだんに使ったハーブ飲料。アルコールが入ったチンザノやマルティーニなんかも同じ仲間。電気ブランも同じ系列か。
ルートビア自体はそんな苦手ではないのだけど、ここはヴェトナムである。容易になにが入っているか想像がつく・・・・缶にもミントがいっぱい描かれているし(笑)
早速飲んでみる。「う〜〜ん、罰ゲームだなこりゃ」という味。ミントの強烈な味にコリアンダー(パクチー)、バジル、ドクダミ・・・その他複雑な薬草の味がする。缶のままではかなり濃い。でも喉がカラカラだったので、さらに飲む。だんだん舌が麻痺しておいしく感じてくる。フォーを食った後なので、どこか口の中がさっぱりと居心地がいい。
「これはこれで『あり』かな?!」なんて、だんだん思ってくる。最後はなんとなくおいしく感じてきた。熱くて飛び上がるような温泉も、体が慣れてくると湯舟にしっかり浸かれるような感覚に似ている。毒を食らわば皿まで、である(?)。19世紀に建てられた中央郵便局のベンチに座りながら、湯舟に浸かるオヤジのように「う〜〜〜〜っ」と言いながら飲むSARSIの味も、また旅のよき思い出なり。
日本で売ってるか分からないけど、機会があればぜひ罰ゲームにどうぞ!
Blog内キーワード検索
Categories
Archive
My Office
Leave a reply