先日、抜糸が終わった番組プロデューサー女史と、社会復帰を果たした自分の双方の快気祝をやろうということで、敏腕プロジューサーも誘って三人で、代々木のベトナム料理のお店に行った。当然リベンッジだ。『333』ビールから初めて『サイゴン』ビール、最後は『サイゴン・スペシャル』で胃腸を洗浄する。料理の方は、やはり本場と比べたらあまりにも日本人の口に合わせ過ぎで、ほんとベトネム料理?って感じだったけど、久々の楽しい会話にあっという間に時間が経つ。
当然ながら一件で済むはずも無く、新宿三丁目に繰り出す。二丁目じゃないよ。前からちょっと行ってみたかったロックバーを新規開拓。地下に入る細い階段を下りドアを開けると横長なカウンターが。壁にはジャニスやクラプトン、BBキングなんかのポスターが無造作に貼ってある。流れてる音楽も70年代初頭のロックだ。他のお客さんにちょっと詰めてもらい、三人で横並びにカウンターに座る。
昔からカウンターが好きだ。横並びの微妙な距離感の方が話が弾む。左党はカウンターでクダを巻く方が性に合ってる。たまにバーテンダーも会話に加わったりと話のスパイスにも事欠かない。テーブル席も悪く無いがどうしても椅子によりかかって話す姿勢になる。でも、カウンターは自然と前かがみになる。この前かがみというのが密談っぽくて危険な香りがして好きだ。
バーテンに色々なリクエストをかけてもらいながら、ビジネスの話、映画の話、音楽の話・・・クリエイティブな生き方をしてる連中と話すのは実に楽しい。会話のドッチボールも、変則パスを投げたってちゃんと返してくる。会話にエラーが少ないのだ。
話でも飲みでもリズムがある。このリズム感が会わない人と飲みに行くとほんと疲れる。別に嫌とか苦痛ではないのだけど、帰る頃には疲労困憊。つまりエラーをを拾いに行ってる時間が多いってことだと思う。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもの。気がつけばもう深夜。そろそろ帰らなくては・・・。タクシーの中で睡魔に襲われながら、この二人はこれからも肝臓を痛める協力をしてくれそうだと、薄れ行く記憶の中で思った。
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