久々に音楽DVDを借りてくる。アルバート・キングの『ライヴ・イン・スウェーデン』と、ラモーンズの『エンド・オブ・ザ・センチュリー』。ブルーズとパンクという全くもって節操のない組み合わせだけど、自分的にはこれも『あり』な選曲な訳でなかなかよろしい。
フライングVというとマイケル・シェンカーやメタル系のギターリストを思い浮かべる人が多いだろうけど、やっぱVといえばアルバート・キング。この枯れた音はなんとも表現が難しい。サウスポーなんだけど、弦を逆さに張らず右用のまま弾いてる。つまり通常6弦があるところに1弦がきてる。映像で見ると指の動きが全く変で頭がこんがらがるが、やはり独特なサウンドはそういった奏法からも来てるんだろうね。残念ながら1992年心臓発作で死去。
もう一本は、76年デビューのラモーンズをドキュメンタリーで追った映画。2002年にロックの殿堂入りを果たしたが、ヴォーカルのジョーイはその1年前にリンパ腺がんで死去。ベースのディーディーは殿堂受賞の2ヶ月後にヘロイン中毒で死去。ギターのジョニーは2004年に前立腺がんで死去・・・。生き残っているのは初代ドラマーのトニーと二代目ドラマーのマーキーだけ(他にも短期間在籍したメンバーはいるが)。なんともバンドの歴史自体がパンクとでもいうのか・・・。ラモーンズの楽曲自体はさほど好きではないけど、その破壊的な生き方はとても興味深く観れた。
星になった偉大なるブルーズとパンクの先駆者たちに合掌。
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