図書館で『東京のちょっと昔 30年前の下町風景』というモノクロの写真集を借りて来た。表紙の写真、確かに昔はリヤカーに子供とか乗けて走ってる姿ってあったなぁ・・。今リアカーって東京じゃ滅多に見ない。なかをパラパラと捲ってみる。う〜ん、30年前?というより40年前のような気がするんだけど・・・。たぶん、30年前にその当時でもちょっと古い、もしくはかなり古い感じの下町を撮っていたんだろうね。
井戸水で洗濯物を洗う主婦、道ばたでステテコと腹巻きで将棋をさす老人、ワカメちゃん頭の女の子、屋台を引く金魚屋・風鈴屋・豆腐屋・・・。確かに昔はよくいたな。東京はいつの間にかガラス張りのビルだらけになっちゃったけど、ちょっと前までは路地に入れば砂利道で、ハナタレ小僧たちが冬でも半ズボンで鬼ごっことかしている街だった。新宿だって南口はまだバラックが建ち並ぶドヤ街だった。
とはいえ30年前ってキャンディーズが解散してピンクレディーが全盛の頃。サザンオールスターズのデビューもその頃(ベストテン世代ならピンとくるでしょ)。王選手が世界記録を樹立して、SONYのウォークマンが発売され、竹の子族が原宿を占拠していた時代。ずっと前のようでもあり、ついこの前の事のようでもあり。
30年前の東京の写真を見ながら、30年後の東京はどうなっているのだろう、と考えてしまった。
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2 Comments
>kimiko さん
川で洗濯?! 桃太郎が流れてきそうですね(笑)
COCOAと散歩していても気になるのが、外で遊んでる子供の少なさ。
この子たちが大人になったらどんな社会になってるのかな・・・
うちの祖母は川の水でお洗濯してましたよー(笑)
てか、庭の中を山からの清水が小川となって流れてた記憶があります。
その水は飲料用にもなったりしてました。
昭和の頃のが子供が子供らしかった気がします。