Blog友達のリーさんの演武会を観に行って来た。中国武術で武器を使ったものから組み手や演舞など。一番分かりやすかったのはジャッキー・チェンでお馴染みの『酔拳』だったかな。あれって映画の演出だとばかり思っていたけど、本当に中国古来からある武術だったんだね。知らんかった。リーさんの出演時間が短かったのがちょっと残念だったけど、今後に期待しましょう。
ところで、人はなぜ『演じる』のだろう。バンドで演奏する、舞台で演じる、ダンスを踊ったり、隠し芸や、カラオケだってその一種だろう。自分がやりたいという欲求と、人に見せたいという欲望。欲望は大袈裟かもしれないが、自分の成果を他人に認知してもらいたいという気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもある本能的な願望なのかもしれない。人前に出るのが嫌いという人であっても、他人から褒められて悪い気になる人はいないだろう(たぶん)。
でも究極的に「何故演じているのか?」と問われると答えが見つからない。苦しい練習をあえて好んでするのは人間くらいだろう。自分を虐めて自分で自分を苦しめる。でも演じたいという目的と目標の元、一生懸命に頑張る。
不思議なことだと思う。自分もギターを練習していて全然弾けなくて発狂しそうになることもしばしば。でもなぜやめないのだろう。最終的にはそれが楽しいからに違いないが、楽しいより苦しい時間の方が多い。なのに好んでやる。舞台役者、ダンス、音楽、等々『演じてる』友達は多いが、彼ら彼女らはなぜそれをやっているのだろう。そしてなぜ自分もライブに燃えるのだろう。
やりたいことに一々理由をつけても仕方が無いが、そんな彼ら彼女らを観ていてとても素敵だと思う。たぶんこの『素敵だ』と思う気持ちが一番の原動力じゃないかと、中国古来の武術を観ながらなんとなく思った。
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