天然ホヤ

COCOAの病院の帰り道デパ地下に行ったら天然ホヤが売っていた。もちろん速攻買いである。知らない人にとってはそうとうグロいでしょ（笑）
海のパイナップルとよくいうけど養殖物しか見たこと無い人は「なんでパイナップル？」と思ったこともあるのでは。パイナップルというよりビワって感じでしょ。でも、天然物はまさにパイナップル。イボイボといい甲羅のような模様といい、そして大きさ。ソフトボールよりでかい。ハンドボールよりは小さいが正に巨大な怪獣（妖怪）と言った趣だ。ウルトラマンや仮面ライダーにこのまま出てきてもおかしくない。大多数の女性はほぼドン引きする素敵なお姿だ。
もちろんこのまま食べるのではなく皮（殻）を剥いて中身を食べる。ホヤ貝と言う人がいるが貝ではない。脊索動物（せきさくどうぶつ）でゲノム的には人間などの脊椎動物（せきついどうぶつ）の祖先かもしれない、と言われてるとか言われてないとか・・・。まあややこしい話は分からんが、貝類は軟体動物だけど、ホヤは脊索動物ってこと。
早速調理する。といってもぶった切って内蔵とって酢漬けにして食らうだけ。うれしいねぇ。流通の発達のおかげで東京でも天然物が気軽に買えるんだから。養殖物との最大の違いは歯触り。シャキシャキとヒラメのような腰の強い歯ごたえがなんともいえん。味はそんな極端に違わない。でもイメージが先行してか、やはり養殖より美味しく感じる。これからの季節は本番。ほか〜しあわせだ。
「美味しいっ♡（ハートマーク付き）」と嬉しそうに喰ってると、バイオハザードに出てくるゾンビーよろしく、周りの人間はおぞましい光景を見てしまったような不快感をあらわにするのが、生ホヤの最大の難点ではあるのだけど・・・