『La Festa Mille Miglia 2008』に参戦したゼッケンNo.7『ALFA ROMEO 6C 1500 SUPER SPORT』チームを紹介しておこう。
右より我が大将『ルチアーノ “おじいちゃん” ヴィアロ』。タイムラリー優勝請負人で数々のレース記録を持つ名ドライバー。いつも何か食べてる陽気なイタリア人。甘いものが好きな単なる太ったおじいちゃんと思ったら、ハンドル握ると人も人相も変わるこち亀の白バイ君のような性格。峠道はとにかく全開が信条。誰に教わったか俺のことを日本語で「オヤジ」と呼びつける柄の悪いイタリア人。御歳66歳。
そして、右から二番目は、サポートカーAlfa159スポーツワゴン号ドライバー『ジャック斎藤』。英語が堪能だが、なにせ相手はイタリア人、ほとんど通じないのが玉にきず。道に一度も迷うこと無くサポートカーの全運転をこなした知性を持ったタフガイ。
真ん中のマフィアの親分みたいなのがスーパーメカニック『次郎さん』・・・・って、あれ本名知らないや(笑)まぁとにかくずっと次郎さんって呼んでいて、最後は自分でも「ジロサン、ジロサン」って言って喜んでいた。日本語も英語も話せない生粋のイタリア親父。ちょっとホームシック気味だったけど、最後の方は意味の分からないギャグを言って自分で喜んでいた。パッと見た目はちょいワルオヤジだけど、笑うと歯っ欠けでバカボンのパパみたくなっちゃうのがちょいお茶目。Alfa155DTMもメンテしていた根っからのメカニック。
一番左はいつも沈着冷静な敏腕ナビゲーター『プロフェッサー石川』。しかしイタリア人以上にラテンな性格で、沿道から手を振る子供達には本能的に反応して腕全体で返礼するサービス旺盛なパフォーマー。子供に気を取られミスコース・・・なんてことはあるはずは無い。喜怒哀楽の激しいおじいちゃんの良き女房役。
そして左から二番目で間抜けにリモコン操作してるのがわたくし『ヤングマンNOBU』。おじいちゃんに「おにいちゃん」と呼びなさいと教えるも、「オヤジ、オヤジ」と呼ばれ気分を害していた名カメラマン(誰も言ってくれないので自分で名乗る)。しかし、あまりのハイペースにほとんど撮影ポイントが押さえられず予想以上に撮影は難航。サポートカーは基本的にレースカーの後ろにいなくてはいざという時にサポートができない。でも撮影は前にいなくてはいい絵が撮れない。どうするか考えが纏まらず結果助手席でボーッとしている時間が異様に多かった役立たず。
という5人のチームで戦って参りました。って実際はサポート班は後ろで見守っていただけなんで、戦うなんていうとバチが当たりそうだけど、プロフェッサー石川が「チーム皆で戦っているのだから」と言ってくれた時は嬉しかったね。国籍も職業も違う人間が単純に優勝だけ目指して戦う。イベントの内容云々より、このチームで4日間を過ごせたことが最高の思い出になった。
ルチアーノおじいちゃんと始めて会ったとき「お前はアルフィスタか?」と訊かれたことを思い出した。生粋のアルファ馬鹿なんだよね、みんな。
2 Comments
>mamire さん
発売は無いです(笑)
ただ、私の撮った写真が色々な雑誌にちょこっとお目見えすると思います。ただしクレジット無しですが。
そんなこんな言いながらも、いいお写真がいっぱい撮れたのでは?
レポはどこから発売されるのでしょうか。
ちょっと気になりますね。