Leica M3 用のレンズ『Schneider Xenogon 1:2.8 / 35mm』は大阪にも持って行ったので約6本分の試し撮りができた。白黒時代のレンズだからカラーの再現性が一番気になるところ。今回は400のネガフィルムで夜に試し撮りしたものをご紹介。
ライカ・レンズに比べてあっさりというか若干色のノリが浅い感じ。同じシュナイダー製のスーパーアンギュロンはベタって感じの濃い色がでるけど、こちらはちょっと淡い感じ。少しアンダーめで撮るといいようだ。
最近デジカメのE-410も単焦点の50mm(25mmだけどフォーサースなので35mm換算で50mm)でばかり撮っているので、35mmでもかなり広角に感じる。世の中、広角流行でブログもHPも広角画像のオンンパレードだけど、必要以上の広角ってジャンクな香りがしてあまり好きじゃない。確かに誰でもプロっぽいダイナミックな絵が撮れるような錯覚に陥るので撮りたくなる気持ちは分かるけど、グニョグニョに歪んだ画像を見てると酔いそうになる。
もちろん風景やあえて狙いで使うようなものには広角は素晴らしいのだけど、中途半端な構図で撮ると歪みばかりが目立って気落ち悪い絵になってしまう。35mmより広角を使う時はそこはいつも注意しておきたいな。
構図のギミックさより、ちゃんと語りかけてくるような絵になっているかどうか、写真ってそれが一番重要だと思う。
Leave a reply